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【だいたい1000字で終わる】異世界転生したら森の鹿王になりました。

作者: 小鳥 遊

なろうラジオ用に加筆しました。

よろ鹿。

俺、深田 慈連。めっちゃ多感な中学二年生! めっちゃ多感だから赤信号も無視してわたるぜ!

 あっ 目の前にトラックがぁああああああ


ガシャン!!!  あ、これ転生したわ。

 

なんか視点が低いなぁ。水たまりで確認しよ。え、シカやん。まごうことなく鹿じゃん。この世界なんか、手配書に魔法使いとか魔王とかいるけど、鹿だから何もできないし、適当に草食ってスローライフ送るか。ムシャムシャ。 


適当に草食ってると農夫っぽい親父がくわを持って鬼の形相で俺を追い立てる。野生の鹿に何しやがるんだ!! 俺は少し非力な角を見せて威嚇する。


「薬師に渡す魔草を食いやがってこの害獣!! ゴーレムで叩き潰してやる」


うるせえ! 角でつつくぞ! 農夫に一突き、二突きと頭突きをしていると農夫の後ろに出てきた動く石像、ゴーレムにさすがの俺も身を引かざるを得なかった。だが、あの草...妙に腹持ちがいい。まそう?とか言ってたが麻の仲間か?それとも、異世界だからエリクサーの素材だったりして...。なわけないか!! ハハハ。


 追い出された俺はなんとなく森へと入っていった。鹿だから当然だよな。そして俺は見つけた。巨大な樹を...。どれよりも高く、エネルギー満ち溢れていそうな幹が俺の本能を刺激した。俺の角をとがらせ、強くさせそうな巨木。削るたび、何か力を分け与えられているようだ。いつの間にか、俺の角はそこらにいる鹿より、強く大きく魔力に満ち溢れていた...。

(え? なんで? いらねえよ。こんなの。)と思っていると縄張り意識の強い凶暴な鹿がこちらを見て唾を吐く(多分習性)


「てめえ、どこのシマの鹿じゃ? 誰の許可を得とんじゃボケェ!」


こっわ、やくざかよ。けど俺は陰キャじゃねえからびっしりとはっきりと言葉にした。


「...あ、あの、いや。(ぼそぼそ) 誰の許可でもないですけど」


「なんやと? んなら迷惑料払っt…っ!?」


俺は頭を抱える姿勢を取ると急にそのヤクザまがいの鹿はとんでもない強風に見舞われ100エーカー先に飛んでいった。俺は確信した。その大木が魔力を吸う魔樹で、急に魔法使える鹿になったと。そしてめちゃ強くなった。シマを統括する鹿がいなくなったのをいいことに俺はケンカでてっぺんをとった。ついでに魔法使いも魔王も倒しておいたわ。今では森にいたメスに囲まれてハーレム生活送ってるわ(聞いてない)

                                             -終‐

最後まで読んでいただきありがとうございま鹿。

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