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4-1 ゲームスタート

第4章開始です。

第2章に出て来た子とアナスタシアがひょんな所で再会します。

立花 (みこと)、女子大生。


高校生の頃、異世界に勇者として召喚された経験を持つ。

異世界にはしばらく滞在していたが、帰還する際にその時間はなかった事にしてもらった。


そう、こちらの世界では、召喚された次の瞬間には帰ってきた事になる。


異世界の記憶自体は残してもらったが、この世界にはスキルだの魔法だのはないので夢でも見ていたかのように、異世界で生活していた日々の記憶だけ思い出せると言う状態、のはずだった。


「お姉ちゃん、退屈そうだね」

「そうかなぁ。受験とか色々あったから、なんか調子狂ったかも?」


一瞬だけ異世界に行っていましたなどと人に言えるわけもなく黙っていたが、妹の(みかど)は何かを感じ取っていたようだった。


命がもともとスポーツ万能だった事も影響しているのかもしれないが、超常的な運動能力で活動したと言う記憶は力がなくなってもある程度影響するようで命の運動能力は著しく向上し、なんだかズルをしているようで正直競技などをする気にはなれなかったのだ。


どうにか大学にも合格し、一人暮らしに慣れて手持ち無沙汰になった頃、妹から今やっているネットゲームを一緒にやろうと誘われた。妹とは極端に仲がいいと言うわけでもなかったが、普通には仲がいいと命は思っていたので、気を使わせて申し訳ないと言う気持ちもあったがとりあえず始めてみる事にした。


「でもこれ、評判悪いやつじゃなかったっけ…」


その情報は半分正解だった。賛否両論大きく分かれていたのだ。


フルダイブ形式のVR空間が一般的になっていた。大学の講義なども一部はこの方式を取っているため命も端末を持っている。全てVRにしてくれれば通学しないで済むのに、そう思わなくもないが、現状ではVR酔いなどの問題があって何でもかんでもバーチャルで、とはなっていない。


ゲーマーの中には24時間繋ぎっぱなしなどと言う猛者も居るが。



とりあえずログインしてみる。最初は作品紹介とかオープニングなどを眺めた後、キャラメイクだ。

「ふーん、キャラメイクはリアルと創作キャラを切り替えて使えるんだね」


個人情報保護のため、自分そっくりのキャラクターと、一般公開用のキャラクターを使い分けられるらしい。

もちろん、身内相手にも全部架空キャラでもオッケーだ。

推奨はされないが、自分そっくりなキャラを一般公開する事も出来る。


VR空間にダイブするための端末自体は汎用の物で学校などの公共のVR空間でも使えるようになっているため、リアルの外観が登録されているのでベースはそのデータを元にしているのだろう。


「そもそも、そんなに似てないよなぁ。プロポーションいじるのも虚しいし…」


自分の顔がとかじゃなくグラフィック的に少し気になるところ、と髪型や色をいじってキャラメイクを終了する。


「ファンタジー世界で黒髪は無いよね…」

誰に言うでもなく言い訳をする。

微妙に自分に似たキャラクターの髪の毛が赤。


「職業やパラメーターは後から変えてもそんな変わらんから戦士とかにしとけって言ってたっけ」

このゲームはプレイヤーの飽き防止の意味もあって複数の職種を育てる事をむしろ推奨している。

最初に選んだ職種が異常に伸びたり後から始めた職種で得をしたりと言ったことはあまりない。らしい。


「最初はチュートリアルね、って何これ」


エターナルエンパイアオンライン。

VR技術で作られたそれは、何故か見下ろし視点MMORPGだった。

システム的に自分はVR空間にダイブしているため、通称幽体離脱と呼ばれていた。


「うーん、奥行きが感じられる分操作はしやすいんじゃないかな。でも、スティック操作とかじゃなくて思念で操作するのね。想像力が必要だなぁ。まあ、リアルの身体が動いちゃって事故、みたいな事にはならなそう?」

コントローラーで身体が動いてしまう人がいる以上、それは避けられない問題だった。


可愛い女の子が頭で想像するとぴょこぴょこ飛び跳ねて、これはこれで悪くない。

「可愛い女の子? モデル私だよな…。うむむ」


チュートリアルの案内キャラがまるで何かの師匠かのように偉そうにしていたくせに、最後に名前を聞かせろとか言い出す。おいおい、それは最初に聞くものじゃないか。

「イノ」

なんか素っ気なく言ってしまった。ノリが悪くてスマン。

イノですとか名乗ってイノデスとか言う名前になったらどうしようとか考えてしまったんや。


命とかいてみことなので、いのちのちを取ってイノ。


安直か。


「あ、はいはい。がんばりますよ」

教官風のキャラに急かされて先に進む。

ふとイメージしてしまったらしく、キャラクターが可愛い仕草をしてちょっと恥ずかしくなる。


 意外とこんな風にしたいと思っているのか? 私…


チュートリアル用の空間を出ると、そこは冒険者ギルドのロビーっぽかった。

つまりここが安全地帯と言うことだ。街中でも襲われたりするのだろうか。


このゲームは対人攻撃も許されているため、人間と言えども油断はできない。

見た目ほのぼのしている割に妙なリアルさがある。


「と言うか、何故かロビーは一人称視点だこれ」

この小説、割と☆戦争っぽいネーミングが入って来ますが、筆者はあまり観てなかったりして

ゆーて確認していないだけでキャラの名前が他と被ってたりもあるかもですね

同姓同名の方、いらしたらごめんなさい。

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