6.日常系エッセイ(過去作は検索除外しているのでこちらから)
冒険活劇ファンタジーなボカロ曲「endless symphony」に想う。
そうですね。本題に入る前にまずは、最近私が出会った VOCALOID 曲を一つ、紹介してみたいと思います。
「endless symphony」作詞、作曲:トラボルタ
https://www.nicovideo.jp/watch/sm21010896
本エッセイは、この曲に触れて感じたこと、考えたことを書き連ねてみたものとなります。
このエッセイに興味を持たれた方や、もしくはこのエッセイを読んでどんな曲なのか興味を持たれた方は、この曲の方にも触れて頂ければ、なんて思います。
と、前書きでこの「endless symphony」という曲をお勧めしましたが。この曲を聴いて、どのようなことを感じたでしょうか。
私はこう、どこか懐かしい、正統的とは少し違うけど王道的な、そんなファンタジーな雰囲気をこの曲から感じ感じ取りまして。そして、こんなことを思ったのです。
――出来ることなら、こんな世界観の作品を書いてみたいなぁ、と。
未知の世界、険しい道のり、不安と希望に高鳴る胸。異世界を冒険するような、わくわくする話を書いてみたい。ファンタジーを書く人ならきっと、こんな話にも共感してくれる人もいるのかな、なんて思うのですが、どうでしょうか。
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私がこの「小説家になろう」というサイトで小説を執筆し始めてから約三年間、基本的に週に一話のペースでファンタジー小説を投稿しているのですが。
執筆を始めてからずっと紡いでいるその物語の舞台は、ファンタジーなんだけどどこかSFチックな、そんな世界でして。そうですね、ファイナルファンタジーのような世界観をさらに科学的にしたような、そんな感じでしょうか。
……実際には、ワイルドアームズの影響の方が大きい気もしますが。まあ、どちらにしても「正統派ファンタジー」からは少し外れている作品を書いている、そんな人になるのかなと。
そんな「スチームパンク・ファンタジーのような何か」を好んで書いている私ですが。それでも、「王道冒険活劇ファンタジー」みたいな作品もね、一度は書いてみたいなと、そう思う訳です。
◇
ある時、知り合いの作者さまのところで、「自分の書いた小説に似合うテーマ曲を考えよう」という遊びをしたのですが。その時に調子に乗って、「物語のテーマ曲」だけでなくキャラやシーンにあった曲なんてものを考え始めてしまいまして。
もともと私は小説を執筆するときは、その時のキャラや場面にあった曲を流しながら執筆する人でして。最初の方は、その執筆している時に流している曲から「オープニングにはこれが良い」「エンディングにはこれが良い」と選んでいたのですが。
……そもそも私は、歌や音楽に疎くてですね。実にあっさりとレパートリーが尽きてしまいました。
ですが、その時点でまだテーマ曲が決まっていない主役級のキャラがいまして。どうしてもそのキャラに曲を付けたくて、曲を探し始めるという、本末転倒なことを始めてしまいまして。
で、最近聞いていなかった VOCALOID の曲を再び聞き始めて。この「endless symphony」という曲に出会った訳です。
初めはね、「この曲に似合うのはどんな場面かな」とか考え始めたのですが。どうしてもしっくりこないのです。
きっとこの曲は、今まで私が書いてきた作品には無い「世界観」を持っていて、だからしっくりこなかったのかなと、今ではそんな風に思っています。
――それでも、私はこの曲が好きになってしまいまして。この曲の持つ「世界観」が、とても、とても好きなのです。
だから、この歌に合う「世界観」の作品を書いてみたいと、今では思っています。
◇
今まで私は、ファンタジーなんだけどどこかSFチックな、そんな世界観の作品を書いてきました。多分私は「スチームパンク・ファンタジーのような何か」を書くのが好きで、得意な人なのだと思います。
――それでも、「王道冒険活劇ファンタジー」みたいな作品を、未知の世界、険しい道のり、不安と希望に胸を高鳴らせながら異世界を冒険するような、そんなわくわくする話だって、一度は書いてみたいのです。
今回、たまたまこの「endless symphony」という曲に出会って。その曲が好きになって、創作意欲が刺激されて、王道冒険活劇ファンタジーを書きたいな、なんて考えて。
よし、実は昔から「王道冒険活劇ファンタジー」を書きたかったことにしようと、そんなことを思いました。
――「王道冒険活劇ファンタジー」、わくわくするよね!