番外4 最新話までの人物設定(ネタバレふくむ)遠行軍・孫権軍ほか
*飛ばして問題ありません。作者の自己満足的な設定語りがほとんどです。
この番外に限っては環境依存文字も使用。
一部の情報は本編でも未出か明言なし。
特記しない限り能力数値は最新の表記。
『遠行軍』
遠行松路を名目上の君主とする文芸部を中心とした勢力。
実質では伊勢日美子の人望によって急拡大したが、なにかと低レベルな男子の多さや一部女子の妬みなど、不安要素は多い。
大学の漫画研究会と同盟を組み、三大勢力に次ぐ規模に。
遠行松路
リアルの人望もゲーム内の能力値も低い、陰気で短気で狭量な男子。
以前にゲーム脚本に関わったことで日美子と犬南は知り合いで、弓帳三姉妹とも面識がある。
従姉妹の園本初紹には幼いころからひどい目に合わされており、今回のテストプレイでも部活対抗の賭け勝負を押しつけられた。
体力40・武力40・知力30・徳力30(34話)
元ネタは袁術(字は公路)
董卓の死後、袁紹と天下を争う二大勢力の片方……のはずだが、フィクションにおいては「論外の小者」という扱いがほとんど。
一般に三国志で暗君や暴君とされる人物たちも、正史に基づいたネット上の議論では真逆の説や、一部の大きな長所や不運を挙げられやすく、最終手段として「相対的にはそれほどひどくない」という擁護だけは否定しにくい……はずなのに……。
好感を持っている人の多くも残念ぶりを愛しているという、ある意味すごいキャラ。
伊勢日美子
放送部で校内アイドル的な存在の童顔で低身長で巨乳の美少女。
リアルで重草から狙われており、ゲーム内でも逃げまわっていた。
明るく前向きで無駄に活発だが、極端に怖がりで小心。
体力20・武力80・知力80・徳力80(34話)
元ネタは卑弥呼
天照大神と同一視されることもある。
本作は私独自の大雑把な基準で、正史でも「ひとつ間違えばありえた」程度の範囲(黄巾賊の拡大や曹操・孫権の早期消滅)で架空展開を構築している。
しかし遠行松路が元ネタの袁術らしいまま活躍するには「ふたつみっつ間違えても難しい」と感じ、例外的なフィクション演出として玉璽のごとくカリスマの補助に投与。
猿喚水曜
文芸部の幽霊部員で、素朴でボーイッシュな少女。
態度は厳しいが正義感は強く、日美子を守るために合流した。
遠行軍では希少な、まともな人格と知性と能力値の持ち主。
体力60・武力30・知力60・徳力70
元ネタは袁渙(字は曜卿)
演義には登場しない。
本作では袁術勢力を構想する際、物語的に魅力のある人材が深刻に不足し、資料をあさりまわって発見した人物。
ロシュク
魯粛(字は子敬)のNPC。
孫権配下の重臣で、一般的な印象では人のいい引き立て役の文官。
本作ではなぜかふてぶてしい悪人面かつ有能。
体力79・武力68・知力95・徳力92(34話)
詳しい魯粛論は第二部本編に予定されている。
三尖島霊紀
遠行松路の友人。中年のように渋い外見と人格。
遠行軍では珍しく、なにかと頼りになる。
体力80・武力80・知力40・徳力40(9話)
元ネタは紀霊(字不詳)
一般に袁術配下と聞かれて名前が出る可能性があるのは紀霊か袁胤くらいで、兪渉や張勲あたりを挙げるだけも面倒なマニアの印象。
(しかしカード系のゲームはシステム上マニアックな固有名詞も記憶する傾向があるため、近年は意外な人物が検索にどっさりかかる)
演義では袁術関連の(引き立て役として)出番が多いが、正史の記載はピンポイントで、それが最も演義みたいなエピソードという妙なキャラ。
遠行絹種
遠行松路の弟で、兄より静かで陰気。中等部三年。
たびたび兄を気づかって助言するが、善意を疑いたくなる言いまわしが多い。
体力30・武力10・知力40・徳力30
元ネタは袁胤(字不詳)
袁術の従兄弟。フィクションでは迷君に最後まで付き従った悲劇的忠臣として扱われることもあるが、迷君の身内として一緒に好き放題やっていただけの迷臣という意見も。
諭渉公礼
遠行松路の友人。うっとうしく能天気な単細胞だが、愛嬌がある気もする。
華夫を袋だたきにして討つが、直後に脱落。キャラとしては惜しい。
体力60・武力60・知力20・徳力30(25話)
兪渉(字は公礼)
正史には記述が無い、演義のみの架空人物。
袁術配下で、董卓配下の華雄へ自信たっぷりに挑んであっさり討たれるだけ。
架空の人物とされていても、新しい史料の発見などで実在や、モデルとなった人物などが見つからないか……と期待されるのは周倉や貂蝉といった有名人であって、こいつではないよなあ。
十寸蕾水
体力30・武力40・知力20・徳力20
陣菓蘭
遠行が心中で「心身ともにブサイク」と罵る厚化粧女子コンビ。
元ネタは袁術配下の雷薄(字不詳)と陳蘭(陳簡とも)(字不詳)
勲張大将軍
日美子に魅せられ遠行軍に所属する総じて低性能な有象無象の男子たち……の代表格。
体力50・武力50・知力30・徳力50(未出・脱落時)
元ネタは張勲(字不詳)
袁術により任じられた『大将軍』という肩書きは三国志において国内最高の軍事担当……それだけに、急造独立国がしょぼい人物へ与えてしまうとネタとしても際立ってしまう。
橋塚草生
元ネタは橋蕤(喬蕤とも)(字不詳)
張勲と共に大将軍に任じられてしまった。
大里凍紀
元ネタは陳紀(字不詳)
正史では袁術が孫策との約束を反故に任命した太守、というだけ。
演義では張勲・橋蕤と共に呂布討伐の際に一軍の将となる。
なお、呂布の居た徐州から魏の重臣となった陳羣の父も陳紀という名で、同じコースをたどる陳登の父である陳珪は袁術の旧知というややこしさだが、一般に呂布の徐州にいた智者といえば陳宮くらいしか居ない印象。
フィクションではそれが正しい。ややこしいから。
末端モブまで固有名詞を出したがる本作が異常なだけ。
有象無象
ほかにも染綱、就楽、象間、幹統、陽弘、留勲、承長、葛玄などがいる……らしい。
元ネタはそれぞれ梁剛、楽就、閻象、韓胤、楊弘(楊大将)、劉勳、誰だこいつ、諸葛玄……物語の序盤で固有名詞をこんなに並べて読者を困惑させてどうする。
承長は一時期でも袁術と共闘した董承……なのか? いずれにせよミスらしいので削除。
董承については重草軍の項に記載。
豊李
宮範
9話で名前のみ登場。蕾水・菓蘭よりはまともらしい文芸部女子。
『ソンケン軍』
NPCソンケン没後に君主を継いだシュウユが遠行軍を目の仇にしている。
しかし横蓋をはじめ所属プレイヤーは遠行軍と同盟の方針で、新君主シュウユの目を盗んで連絡をとり合い、実質で支軍になっている。
ソンケン
孫権(字は仲謀)のNPC。
三国志の「三国」のひとつ、呉の君主だが、調子に乗った遠行軍が討ってしまう。
犬南の説明では先々代の孫堅や先代の孫策も兼用。
シュウユ
周瑜(字は公瑾)のNPC。
孫権配下でも智将の代表格。先代の孫策と兄弟同然の仲でもある。
作中ゲームではソンケン没後に君主を継ぎ、抹殺以外は認めない勢いで遠行軍を敵視。
横蓋公覆
遠行と同盟を組む漫画研究会の大学三年……に見えないオッサン顔マッチョ。
ゲーム開始前から重草たちを敵視して「議論でも裁判でも殴り合いでもやり合う用意がある」と豪語。
体力90・武力80・知力60・徳力60(34話)
ゲーム内の能力値も含め頼りになるが「ロリコンだ」とも豪語。尊敬されきらない。
日美子の意気に惚れ、日美子が頼る遠行を立てて支える。
元ネタは黄蓋(字は公覆)
孫権配下で古参の名将。
赤壁の戦いで周瑜は黄蓋との不和を演じて棒叩きの刑にしている。
「苦肉の計」の語源となった偽りの投降を信じさせるための策であって「ゲイのサディストだから」ではない。
徳稲逞
横蓋の友人で、漫画研究会の四天王。
漫画研究会の会長で、貫禄がある大学生。熟女好き。
元ネタは程普(字は徳謀)
朝当義公
横蓋の友人で、漫画研究会の四天王。
漫画研究会の会計で、かなり大柄な大学生。横蓋すら口外を止める嗜好持ち。
元ネタは韓当(字は義公)
組茂大栄
横蓋の友人で、漫画研究会の四天王らしいが、ほか三人とはキャラの落差が激しい癒し系。デブ専らしい。
低い能力値を活かして人質になり、シュウユ軍プレイヤーとの連絡役になる。
元ネタは祖茂(そぼう、とも)(字不詳。演義では大栄)
孫堅の身代わりになるエピソードのみが出番。
演義では華雄に囲まれて討たれる。
正史では徐栄に囲まれ、逃げおおせたはずだが、以後の記述がない。
君治朱理
名前のみ登場。アニメ研究会。横蓋は「姉御」と呼ぶ。
元ネタは朱治(字は君理)




