「挫けたらダメ」
目が、覚めた。
ここはどこだろう。
何もないな。
いや、森?
ハーヴェストだろうか。
...燃えてる。
木々全部が燃えてる。
変だな、暑くない。
...そもそもなんで私はこんなところにいるのだ。
私はすでにシンテイムに向かって歩き出し、レイネシオを出たはずだ。
そして...
そうだ
私は連れ戻されたのだ。
地獄に
...ミラさん
...アッシュさん
...ロキさん
どこ、行っちゃったんですか?
まだハーヴェストにいるんですか?
...木が焼けた。
焼け野原になった
誰もいない
私一人だけだ。
また一人になった。
「寂しい?」
うん
「悲しい?」
うん
「三人に会いたい?」
うん
「奴らが憎い?」
うん
「じゃあ私が、力をあげる」
誰?
「私の名前を聞いてるの?」
うん
「名前なんてないわ。あるのは力だけ」
名前が、ない?
それじゃあずっと前の私と同じ
「違うわ。君には力がなかった」
そうだ。私は弱い
「力がないから、三人と離れちゃったの」
うん
「弱いから、自力で地獄から抜け出せないの」
うん
「力が欲しい?」
うん
「君には才能があるの。私の力もあなたになら分けてあげてもいいわ」
ほんと?
「本当よ。ま、嫌でも私の血が君に混ざっちゃったからしょうがないの」
そうなの?
「そうよ。君が受けた麻酔、その中にほんの少しだけど私の血が入っていたの。どうしてかわかんないけどね」
あなたは、何者なの?
「私?」
うん
「私は...」
やっと姿を見せてくれた
「私は太陽神。正確には、だった娘だけど」
だった?
「まぁいろいろあってね。今は...そうね、君のお姉さんに協力してあげてるの」
私の...お姉、さん?
「そ。あぁでも、君はまだあったことないんだっけ」
うん
どんな人?
「そーだなぁ。不器用で変わってて、でも優しくて。何より...」
何より?
「妹思い、かな」
どういうこと?
私はまだあったことないよ?
なのにどうして妹思いってわかるの?
「んー、それは多分、君がこの夢から覚めたらわかると思うな」
そうなの?
「そうだよっ。...あー!それで私の血が混ざってたてこと!」
え?
「いやいやこっちの話。話が逸れたね」
ごめん
「いいのいいの。それより、君はどんな力が欲しいの?」
...三人を守れる力、自分自身の束縛を解く力。
そして、自分の居場所にとどまる力。
「いいね。そういう表情、やっぱり姉妹だなーって思う」
そうなのかな
「よしわかった。君に入った私の血はそんなに多くないから、私自身が君を助けるんじゃなくて、君自身が私の力を掴み取る感じになると思う」
うん
「ごめんね、さっきちょっと話を盛っちゃった」
大丈夫
でも私にできるかな
「全然大丈夫。君には才能があるし、何より理解が早いからね」
そっか
「そうだよ」
あなたは優しいんだね
「そう?君のお姉さんの性格がうつったかな」
そうかもね
「ははっ。ふー、もうすぐ時間みたい」
もう会えないの?
「どうだろうね、またこうして君の夢に出てくるかもね」
だといいな
「お楽しみに。じゃ目を閉じて」
うん
「私の手を握り返して」
うん
「これから君はいろんなことに出会うよ、今まで以上のものにね」
うん
「でも途中で挫けたらダメ。君には私がついてる」
わかった
「よしいい子。じゃあまた、いつか」
うん。じゃあね
キャラ紹介
マリナ『今回フィオラの夢に出てきた娘』
年齢不明
性別 女
髪 クセの強い生え方。薄ピンク
瞳 紅
好物 理解の早い人間
外見 神として存在していた頃から背丈151cmのまま。歳をとらない故のびもち
ぢみもしていない。女性というには少し幼い。
太陽神について:太陽神として太陽に住むことを命令されてから、言われた通り太陽の威力を抑える仕事について数千年。彼女はあまりの退屈さに命令を下した創造神に喧嘩を売り「貴様など我が世界にいらぬ!」とまで言わせ神の座を降りる。だが神としての力は消えぬまま、地球を放浪していた。現在はフィオラの姉を気に入り、どこかにあるフィオラの姉が持つ地下の研究室に住み着いている。




