用語解説1
本編の前にいままでの用語解説です。
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テルミット
テルミット反応を使用する焼夷手榴弾のこと、殺傷半径は爆風手榴弾や破片手榴弾に劣るが、燃焼温度が4000〜5000℃に達し構造物に対して甚大なダメージを与えることができる。和人が使用したのはサーメートと呼ばれる物で、ベトナム戦争から現在まで使われる信頼性の高いものである。
近接航空支援(CAS)
地上部隊への火力支援を目的で行われる航空作戦のこと。古くからある作戦で現在では発煙弾やレーザーなどで目標を指定し。AH64DやA-10Cなどで攻撃を行う。なおB2のような大型戦略爆撃機でもスマート爆弾と呼ばれる特殊爆弾を使えば高い命中精度で可能である。
MH60K
自衛隊でも使われているUH60ブラックホークの特殊作戦モデルで通常モデルには着いていない様々な装備がある。特筆すべきは機首に付けられた空中給油用ブローブにより、更に遠方への作戦行動が可能になったことである。
AH64Dアパッチロングボウ
AH64Aにロングボウ火器管制レーダーを取り付けた世界でも指折りの性能を誇る戦闘攻撃ヘリコプター。ハイドラ70ロケット弾やM230チェーンガンを装備し、搭載されているロングボウ火器管制レーダーは戦車や航空機を素早く探知しその目標を優先順位を付け、攻撃することが可能である。
ブリーチング
特殊部隊がドアや窓を突き破って突入すること。突入にはブリーチングチャージと呼ばれる特殊な爆薬を使用したり。和人がやったように散弾銃で蝶番を吹き飛ばすものもある。しかし突入の際の爆風により人質に被害が出ないよう細心の注意を払う必要性がある。
IRストロボ
赤外線ストロボのこと。通常のストロボは20万ルーメン以上の強い光を出す物だが、これは暗視装置にしか映らない赤外線を出す。小説中にあったように航空機に攻撃目標を伝えることもできる。余談だがこのIRストロボの活躍は映画「ブラックホークダウン」で見ることができる。
CIA
アメリカ中央情報局の略称。言わずと知れた世界最高峰の情報機関。国家秘密本部、情報本部、科学技術本部、行政本部の四つで構成されており、現在のCIA本部はバージニア州ラングレーではなくマクレーンに置かれている。
国連難民高等弁務官事務所
国際連合に設置された難民問題や保護を目的に作られた組織。イラクでは国内避難民への援助を最大の課題としておりアマンダはそのために派遣されていた。
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