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意味が分かると、分からないと怖い話【体験談+】  作者: 緑川
分かると怖い話

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椅子取りゲーム/玩具

 椅子取りゲーム


 椅子取りゲームに馴染んだ遊び。では、無いのだろうが、小学生の間で一定のリズムで流行る行為。


 椅子引き。


 よく座る間際に後ろの人間が悪戯半分でやって、面白がるのが恒例で今日も僕がその被害者の一人。


 だが、下手な反応がお気に召さなかったのか、まだ足らぬご様子で第二の犯行に及ぼうとしていた。


 同様の性格。


 少し違うのはビビリで直ぐに反応する子で、高リアクション期待の彼からすれば絶好の相手だろう。


 虐めの主犯格との深い繋がりをチラチラとこれ見よがしにする故、自ら面倒な事には首を突っ込まず、成り行きを大人しく、固唾を呑んで見守っていた。


 だが、それがいつもと違う結果を生んでしまった。


 流麗に椅子を引いた瞬間、何かが違う。落ち方。


 もうこの頃には、自分自身わかっていたのだろう。


 ゲームオーバーだ。




 玩具


 銃マニアの保管する、秘密のコレクション部屋。


 欲を殺して徹底した管理体制を以てしても尚――子の好奇心の前には自己満足の鎖は解き放たれ……幾ら玩具だからと言えどもの周囲が常々、口々に放った警告を無視し、様々な代物を紹介していった。


 しかし、至福の場所で禁止される数々、何度と対面する稚児の駄々はエスカレートしていくばかり。


 最終的には仕事の案件の電話で一旦、離席した。


 ほんの僅かな間、外したマガジンも、抜いておいた弾も、ロックされた引き金も、嬉々として与太話程度に語ってしまったがために無作為に放たれる。


 遂に罰が下った。


 豪華絢爛なユートピアは二度と拝めない。

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