畏怖×if 無に帰す魔法と八つの魔眼

　ある日俺、日野新は、父の仕事に巻き込まれて命を失ってしまった。
　ふと目を覚ますと、俺は見知らぬ場所にいた。体は小さな女の子になっていて、動物の耳と尻尾が生えていた。
　そこは異世界だった。人々は魔法を用いて暮らし、俺はとある『家族』が住む家に転生していた。

　ある日の夜。俺は家を抜け出して、森の中を駆けていた。いるはずのない、視界に入るはずのない『もう一人の自分』の正体を確かめるために。
　そこで俺は、自分の正体を知った。俺は小さな女の子になったわけではなかった。

　俺は人狼だった。

　これは俺たちが世界から魔法を消し去るまでの物語。

　異世界に転生した俺が、再び命を失うまでの、とても長い物語だ。




(基本的には1話3000から5000文字でやっております。振れ幅大きいのはごめんなさい)
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(定期的に全然更新できない時があります。リアル忙しい故で)