少しの違和感
アルゴスのキャラむずいっす。
「目が覚めたかな?」
誰だ?すまないが今は動きたくないんだ。
酷く体が重い、目を開けるのも手足を動かすのも億劫な
気分だ。
「寝ててもいいけど、そろそろ起きなきゃ置いて行かれるよ。」
置いて行かれる?何のことだ?
目を開けるとそこにはバエルが居た。
ん?バエルが『居た』?
「なんでバエルがここに?」
「少しは周りを見たら?」
言われたとおりに周りを見るといつぞやの精神世界とやらだった。
なんでここに?
「ちょっと危ない感じだったから僕が君を気絶させたんだよ、君の本体は今頃あっちの世界で寝てるから気にしないでくれ。」
状況がわからないな。俺はアルゴスと戦って斬られて・・・どうしたんだっけ?
記憶が曖昧だ。
「君の記憶が曖昧なのは戦闘中にちょっとだけ暴走してしまった反動だよ。」
「その暴走とやらはなんなんだ?」
スキルにも暴走するようなものは無かった筈だ。
「うーん、なんというか僕と混ざり過ぎたと言うか・・君の本性が垣間見えたと言うか・・・」
どちらも分からん。
「まぁ、要するに体が僕たちみたいな悪魔に変質してきたみたいな感じかなぁ・・」
「もう一つ、俺の本性っていうのは」
「そろそろ戻らないと、訓練に間に合わないよ。」
聞こえなかったのか?まぁ後で聞いてみるか。
そういえばここには玉座みたいなのがあったなぁ、
少し見ていくか。
「ほら、戻すよ!」
ちょっとくらい待ってくれ。そう思ったのも束の間いつぞやのように白く包まれる視界の中で、あの玉座が見えた。
前見た時よりも鎖の数が確かに減っていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「おい大丈夫か?」
目を開けたらアルゴスが心配そうに、こちらを見ていた。
体に違和感は無く、しっかり動く。視界にも不自由は無い
「ああ、大丈夫だ。」
どうやら俺は1日ほど眠っていたらしい。
今は2日目の朝だそうだ。
そしてその間、アルゴスは付きっきりで看病してくれた
らしい。
「飯は食えるか?」
そういえば腹が減ったな。
「ああ、何かあるか?」
「昨日のスープの残りがある、それでいいか?」
「すまないな、それで頼む。」
「わかった、温めてくるから待っていてくれ。それと、こういう時はすまないではなくありがとうだぞ。」
彼は笑いながら歩いて行った。
「ありがとう」か、中々咄嗟に言えないものだな。
しばらくするとアルゴスがスープを持ってきた。
肉と野菜のスープだった。
「午後の訓練からなら参加出来そうか?」
「ああ、午後ならなんとかなるだろう。」
「わかった。」
俺は午後まで少し体を動かすなどして体ほぐしていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
午後になりアルゴスと訓練所に向かった。
「最初は軽く打ち合うぞ。」
「わかった、こっちから行くぞ。」
アルゴスは剣を正面に構えた。
俺は鎌を召喚しようと念じた、そして出てきた鎌は昨日の
鎌の鎖が腕までだったのに対して、今回は二の腕まで達していた。
「?」
まぁいい、違和感は無い続けよう。
俺は踏み込み、斜めに切った。
剣と鎌が衝突した瞬間に火花が散った。
「ぐぅっ!」
アルゴスは一瞬驚いたようだがしっかり耐えた。
「なんだこの威力・・・」
鎌の鎖が関係してるのか?
「随分と元気になったようだな。」
「そうみたいだな、なぜか力が強くなっているけどな。」
とりあえず今の力に慣れるためにアルゴスに付き合って貰った。
どうやら力以外にも動体視力や反射神経、素早さも上がったようだった。
その後は2人でひたすら打ち合っていた。昨日のように暴走する事もなかった。
家でジ○ジョ立ちの練習してたら母親がいた。
優しい目で見てた。
昔、母親にスマホの中身見られたときに母親が俺に向かって「○○の趣味が良くわかったよ。」って言った時の
目をしていた。