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飢餓の王  作者: 森匠
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初めての精神世界

先週、4回投稿してるんだよなぁ。

この際最低三回投稿で、いいじゃないの?と思った。

ということでそうします。

なんか、もう色々すいません。

お詫びに今回少し長いです。気をとりなおして

それでは5話いってみよう!

目が覚めると俺は真っ暗な空間にいた。

俺はなにをしていたんだっけ?

確か、武器を選んでいたはずだ。そして、鎌に触れた。


「ッ!」


酷い頭痛に襲われた。叩かれた痛みではなく、かといって

割れるような痛みでもない形容しがたいおぞましい痛み。

何かが頭の中に無理矢理入り混んでそのまま内側から

食い尽くされているような感覚。

吐き気と痛みでごちゃごちゃになってきた思考回路。

その中で揺蕩いでいると、段々と痛みが収まってきた。

何だったんだ、一体?

混乱していると、声が聞こえてきた。

その声に導かれるように足が動き出した。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

しばらくの間歩いていると、目の前が真っ白になった。

目の前には一つの玉座があり、その玉座には真紅の鎖が

巻きついていた。俺の目には酷く恐ろしく見えた。

何故だかわからないが寒気がおさまらない。


「どうしたの?」


声が聞こえた。さっきから俺を導いていた声と同じ声。

少女の声だった。

振り向くと黒いローブを着た長い銀髪の少女がいた。

目は前髪でよく見えないがオッドアイである事はわかった


「誰だ?」


「クフッ・・こういう時は自分から名乗るものだよ。」


名乗るべきか?いや、警戒するべきだな。


「まぁいいや・・僕から名乗るよ、僕はバエル。

何処にでもいる。ただの悪魔だよ。君は?」


相手が名乗ったのなら俺も名乗るべきだな。


「俺は黒瀬緋継。人間だ。」


「人間?・・へぇ・・君が人間ねぇ・・」


なんだ?何に引っかかっている?俺は人間だろう?


「俺は人間だが?それがどうかしたのか?」


「いや、ここに来た人間は君が初めてだよ。」


あぁ、そうだ。ずっと聞きたかったんだ。


「なぁ、ここは何処なんだ?」


「ここ?・・あぁここはねぇ君の心の中だよ。」


俺の心?俺の心なのに初めて来たっていうのはどういう事

なんだろう?


「なぁ、俺の心なのに俺が初めて来たっていうのは

どういう事なんだ?」


「そりゃあ、いくら自分の心の中でも

目に見て感じれるほどに深く入れる訳無いじゃないか。」


「じゃあ、なんで俺はここにいるんだ?」


「クフフッ・・さっきから君は質問ばっかりだねぇ。

次は僕の番だからね。質問に答えると、僕という触媒を通してここに君はいるんだよ。」


つまりこいつはあの鎌なのか?


「次、僕の番だよ。君はどうして鎌に触れたの?」


どうして?・・俺にもわからんな。あるとするなら・・


「なんとなく気になったから・・・だな。」


「クフックフフッ・・何となくッ?あぁ面白いッ!

やっぱり君に決めたよ。」


決めた?なにを?


「一体何を言っているんだ?」


「君に付いて行く。この僕、法と支配の王バエルが君を主と認めよう。我が愛しき主。」


彼女はそう言って俺の唇にキスをした。赤と白の宝石が

俺を見つめていた。

そして、俺の視界は白に包まれた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「・・・・・さま!・・・・勇・・さま!・・」


何か聞こえる。


「勇者さまッ!」


目が覚めた。周りがぼんやり見えてくる。

どうやら、さっきの庭ではなくベッドの上のようだ。


「よかった・・いきなり倒れて・・皆で心配していたところでしたよ。」


それは済まないことをしたな。


「もう、異常はありませんか?」


体は動く、頭もスッキリしている。


「あぁ、特に異常は無いぞ。すまない、心配をかけた」


「いえ、何もないなら良かったです。」


そういえばあの鎌が見当たらないな。


「あの鎌はどうしたんだ?」


「勇者さまが触れたあと、突然消えてしまいました。」


どういう事だ?さっきの少女は夢だったのか?


「一応、念の為に検査を受けて下さい。」


「あぁ、わかった。」


「私たちは先に夕食の支度が終わるので行っていますね」


「わかった、出来るだけ早く行く。」


皆が出て行き静かになった。


『やぁ。聞こえる?』


聞き覚えのある声。

どこから話してるのやら。


『そりゃあ、さっきと同じところさ。』


俺の中か。


『ご名答、だから君は口に出さなくても意思の疎通は

出来るのさ。』


鎌が本体ではないのか?

あたりに見当たらないが。

『まぁ、形なんてどうだっていいのさ。

今の僕の魂は君の中にいるのだからねそれよりいいのい?行かなくて、人が待ってるんだろ?』


そうだったな。

そろそろ行くとしよう。


初めての異世界の飯は意外と美味しかった。



ヴ○ノム楽しみだなぁ。

最近楽しみが多いです。

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