パソコン部の少女
ハナに連れていかれたのは、階段を上ってすぐの教室につれていからた。そこには、五台のパソコンあり、少し教室は暗かった。
そこには、一人の少女がいた。その少女は、桃色の髪で肩までかかっていて、制服の中にパーカーを着ていた。クウは、その少女をよく見てみると、ヘッドホンを首にかけていて、目にはくまがあった。
ハナは、教室の電気をつけて笑顔で言った。
「来たよ、ユキ。」
ハナがユキと言った少女をクウが見ると、なんだかダルそうだった。ダルそうにパソコンをいじっていて、ハナに話しかけられるとハナを方を見てきた。顔は、ハナの方を見ているが手はパソコンの上にあり、見ないでパソコンを打っている。
「何しに来たの?」
「遊びに来たらダメなの?」
「別に……、そんな訳じゃ。」
クウの目にはユキと言った少女は、人話すのが苦手のように見えた。しかも、クウを指しおえて二人だけで話をしている。
「じゃぁあ、いいよね。」
「うぅ……。」
ユキと言った少女はハナに一本とられたような表情していた。
「クウ、紹介するね。この子は桃栗 雪、私の友達ね。」
「そうなのか。俺は、上野 空、よろしく。ユキ。」
クウは、しっかり自己紹介をして、ユキに話をかけると顔が引きずっていて凄い嫌そうな顔していた。次の瞬間、クウは悲しい一言を言われてしまった。
「馴れ馴れし……。」
「えっ……。」
「いきなり、なに?なんでそんなに馴れ馴れしいの?マジでキモい。」
ユキはクウの態度が気にくわなかったのか、クウにたいしての扱いがとてもひどかった。
そんな事を気にせず、ハナは言ってきた。
「私この後用事があるから帰るね。」
教室をドアを開けると、ハナは急いで帰ってしまった。最後に「じゃあね。」と言っていた。
クウは焦っていた、全く知らない女子と二人になって、しかもユキはクウのことをあまりよくないと思っているようだった。
クウは、どうしようかと考えていてただ呆然と立っていた。すると、ユキは怖い顔で言ってきた。
「いつまで立っているの?座れば。」
「え、じゃあ座るよ。」
そう言うと適当にあった、椅子に座った。
ユキはパソコンをいじりながらクウに言ってきた、無表情だったから少し怖かった。
「えっと、クウだっけ?何しに来たの?」
「俺もよく分からない。ハナに連れてこられたから。」
「ハナのやつ……。」
ユキは呆れているようだった。クウもハナに呆れていた。ユキに一切クウのことを話さずに帰ってしまって、どうすればいいのかもわからない。最悪な状態だった。
クウは、ふと思ったここは一体なにをどうする場所なのかと。
「ここはなにをする場所なんだ?」
「パソコン。」
「えっと、そうじゃなくてパソコンでなにをすんの?」
ユキはため息をついて言ってきた。
「クウは、何でも教えて貰わないとダメなの?」
「いや、そんなことはないと思うよ。たぶん。」
「ここは、パソコン部だよ。部員は、私一人だけ。」
クウは、この学校に入ってパソコン部という部活を初めて聞いた。しかもここは、とても快適そうに見えた。部活の顧問はあまり顔を見せない人らしくいつもユキは一人でパソコンをいじっているだけだと言う。たまに、ハナが遊びに来てくれるという特典もついている。
そんなどうでもいいことを話しているとチャイムが鳴り、そろそろ帰る時間がやって来た。
「俺、そろそろ帰るよ。」
「あっそ。」
まるで、クウが帰るのなんかどうでも良いような物言いをユキはした。なんだか、少し悲しくなったクウは、思ったこいつと友達なんか無理だと。
ドアを開けて教室を出て、「じやあな。」と言い帰ろうとしたときユキは言ってきた。大きな声で言ってきた。
ユキは机から立っていた。
「クウ!」
「なに?どうした?」
「パソコン部に入らない?」
ユキにいきなり部活に入らないかと誘われてクウはびっくりした、なんで自分何かが誘われたのか分からなかった。クウは、汗をかいていた。相当びっくりしたらしい。
「はい!?」
「クウ、部活やってないでしょ。暇でしょ。ならこのパソコン部に入ってよ。」
「なんで、俺なんだ?ハナとか女子の友達とかいるだろ?」
「ハナはもう部活に入っているから無理。ハナ以外友達いない。」
なんだか、普通にユキが残念なやつだと思うようになっていた。
「ユキも俺側の人間だもな。」
「はんか、イラッとするな。バカにしているでしょ。」
ユキに睨まれてクウは怖がっていた、「ごめんなさい。」と謝るとユキに更ににらまれた。
「本気で怖がられると少しショック。で、部活入ってくれる?」
「ああ、いいよ。」
クウは、初めての経験だった誰に部活に入って何かこの16年間言われたことがなかった。クウは、頬を赤くしてユキの誘いを受けた。
クウは、ハナ以外にこんなに話したのは、ユキが初めてだった。同じ境遇だから、わかりあえるのかもしれない。
「明日からお願いします。先輩。」
「キモっ。」
ユキに挨拶したら、また罵られてしまった。クウは心が折れそうだった。でも、ユキは嬉しそうだった。
ため息をしながら、クウは腕時計を見ると時間がたちすぎているということがわかった。クウの表情がいままで見たこともないような表情になり、ユキに「今度こそじゃあな。」と言い残して、走って帰っていった。
バスに遅れそうになったがクウはギリギリ間に合った。
バスの中でクウは「今日はハナのせいで変な目にあった。」等という独り言を言うと、あれと思った。
クウの考えはこうだ、クウとユキはあんまり人と話せないもしあの場にいたら二人は話さずにハナとだけ話してしまうのではないかと、事実ハナがいるときユキはハナとしか話していない。そして、クウもあのままハナがいたら、絶対ユキとはたぶん話そうともしなかった。
これは、あくまでもクウの考えであった、真実は誰にもわからないが、ハナなら、やりそうだと思うくうだった。
「まさかな。」
等と独り言を言うクウであった。今はもう、パソコン部のクウだ。
明日からまた一つ楽しみが増えたくうだった。クウには、忘れられられない1日になたまたはずだ。また、一つ物語を作った、これからもどんどん物語を作っていくんだろう。
明日は、どんな物語になるのか。今日の我々にはわからないが、分からないから楽しいのかもしれない。
やっとクウとハナ以外にちゃんとしたキャラを出すことができた。