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干支達の夢

干支達の夢 その七b 【鹿の抗議】

干支に関するショートショートです。今回は馬その2 です。馬のところに新しく十二支に入りたい鹿さんがお願いに訪れたようですが。

 ええと、アンタの言う事は一応は理解したわ。じゃ、もう一度整

理して考えてみましょうか? そうね、アンタさっき言ってた十二

支、もう一遍言ってみなさいよ。そうそう、子・丑・寅・卯・辰・

巳・午・未・申・酉・戌・亥。うん、それは言えるのね。アレでも。

え? アレって何かですって? そんな事この私に聞くんじゃないわ

よ。ええ? 怒ってんの? あ、怒ってないですって? だよね! お

願いに来てるんだもんね。じゃ、本題に入ろうか。


 へえ? 実際には居ない辰、つまり龍をリストラして? ハハ、ア

ンタ何言っちゃってんの?本当にアレだねぇ。あ、失礼、つい本

音が出ちゃった。

 龍さんは花形じゃないの。ほら年賀状にしても絵になるでしょ? 

イラストなんかも迫力あるしね。野球で言ったら三番サードってト

コでしょ。ん? 分ったらいいのよ。何も私らだって鬼じゃなし。


 え? 新提案?なるほど。唯一の鳥類である鶏を蹴落としてか。

う~ん、アンタも一応哺乳類だしね。お! 白いアンタは神様扱い

もされてるもんね。ウン●は正露丸みたいだけどw あ、決して馬鹿

にしてる訳じゃ…ああ、遂に言っちゃったよ!さっきからアレで誤

魔化してきたのにさ。


 ハッキリ言うとね、アンタが出張ってくるとこっちも迷惑を被

るんだわ。

だからさ、もう語源なんてどうでもいいのよ。仏教の梵語? 白楽

天の杏為梁? 史記? そんなのはもうどうでもいいのよ。もう現

実みようよ? だって、もう私らは居るんだしね。もしさ、私らの

後にアンタらが並んだらどうなるのよ? おかしいでしょ! 馬・

鹿だなんてさ。小学生の男子なんかもう喜んじゃって馬の立場も、

勿論アンタら鹿の立場だって無くなるわよ!


 いい? よく聞いてね? ここからは本音トークよ。今更十二支

に入りたいって言ってももうどうしようもないのがホントの処なの

よ。いくら年神様が十二支総ての許しを受けたらもう一度総てのも

のの中から新しい十二支を決めてもいい、なんて仰ってもね。無駄

なのよ、無駄!


 え? 泣いてるの?本当にアンタはアレだわ…いやいや、ごめんな

さいね。私もさ、日本古来からの動物である鹿さんのお力になりた

いのはやまやまなんだけどさ。で? 一応聞いておくけど他のみん

なは何て?

 え? 繰上げは猫さんに決まってるから無駄だよって言われたの

ね。でも、私の所にも来たと。ああ、ホント、アンタってばアレだ

わね。うん、馬鹿♪

アレはつまりアレな訳で。アレは死んでも治らないとか…

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