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ゆいこのトライアングルレッスン

ゆいこのトライアングルレッスン スピンオフ 〜続・ゆいこが転生したら〇〇だった件〜 ホモサピエンス編

作者: 佐藤そら
掲載日:2024/02/19

なろラジ大人気企画『ゆいこのトライアングルレッスン』のスピンオフ第2弾!

「我はホモサピエンス、ユイコリーナである!」


 わたしは、今から10万年前の世界へと転生した。

 この時代、愛されるのは強い男だ!


 今日も男達が狩りをしている。


「おーい! そっちにマンモスが向かったぞ!」


「ウホッウホッ!」


「落とし穴に落とせぇ!」


 わたしは岩陰から、男達の狩りの様子を見ていた。


「俺がやる!!」


 タクミリアンが現れ、マンモスに槍を放った!


 カッコイイ!

 あの跳躍力、血管の浮き出た腕、迷いのない槍先!

 彼は間違いなく、強い男だ!!



「ウホッ? タクミリアンどうした!?」


「くそっ、仕留め損なった!」


 槍の刺さりが浅かったのか、仕留めきれず、マンモスは暴れながら、こちらへと向かってきた。


「うっそ、どうしよう! ウホッ!」



「静かにっ!」


 取り乱すわたしを、誰かが後ろからギュッと抱きしめた。


「ひぃっ!」


「ユイコリーナ、落ち着いて。あとは、わたしがなんとかしますから」


 そんなに抱きしめられたら、落ち着けるはずがない。抑えようとするほど、鼓動はうるさく速くなった。



「ウホォーー!」


 彼は雄叫びを上げ、暴れるマンモスのもとへと、槍を持ち向かって行った。

 その背中は、とても眩しかった。


 槍はマンモスの急所へと放たれ、その動きを止めた。


 すごい! あの一撃で、マンモスを仕留めた!


 男達が歓喜に沸いている。



「あ、あの…あなたの名はなんと?」


 ドキドキしながら、わたしは彼の名を聞く。


「わたしは、ヒロシーヌでございます」


「ヒロシーヌ! 助けてくださり、ありがとうございます」


 ヒロシーヌは、マンモスの牙を切り落とすと、わたしの前に差し出した。


「ユイコリーナ、わたしはいかなる時も、あなたに寄り添い、あなたをお守りいたします」


「おい、ヒロシーヌ、何抜け駆けしてる! ウホッ!」


「失礼な。タクミリアンの尻拭いをしてあげたのだよ」


「くっ…次は負けねえ。もっと大きなマンモスを仕留めて、ヒロシーヌより俺の方が強いことを証明してやる!」


 ヒロシーヌに、タクミリアン…!?

 あれ…っ?


「どうしたんだ? ユイコリーナ?」


 タクミリアンが、わたしの様子に首をかしげた。


「いっ、いや? 別に?」


「顔が赤い、熱でもあるんじゃないか?」


「ひゃっ!」


 タクミリアンの手が、わたしの額に触れる。

 はぁあ! ムリムリ!


「油断も隙もありゃしない。ウホッ! ユイコリーナ、その牙をわたしだと思って持っていてくれ」


「ユイコリーナ、美しきあなたには、マンモスの牙ではなく、こちらがお似合いだ」


 タクミリアンは、首飾りを取り出し、わたしにかけてくれた。

 顔の距離が近い!


「おい、タクミリアン! そんなに近付くな!」



 目の前で、2人の強い男がわたしのために争っている。


 ユイコリーナは、10万年前から、あなた達のことをお慕いしておりました。ウホッ♡

ゆいこが転生したら卑弥呼だった件は、明日公開します!

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― 新着の感想 ―
[良い点] 想定外な転生先! 普段のトライアングルレッスンでからは想像できない、マンモスを一撃で倒しちゃうヒロシーヌが最高ですw
[一言] 面白かった! 発想がさすがそらちゃん!! ってかね〜、なんだろな、読んでる間ずっと進化の実のサリアがチラついてたよ(笑)
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