表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/1

金髪碧眼ツルペタロリにTS転生するのは当たりの部類ではないだろうか

おっさんが転生した

転生にはいろいろ種類はあるが、俺に起こった転生は、TS転生というやつだ

TSとは、タイプセクシャルの略で、性別変更、つまり、男なら女に、女なら男になる、なんというかロマンあふれる楽しいやつだ

異性の実情を知らなければ、という語尾がつかなければもっと良かったのだがね・・・



転生という言葉を使ったが、実質は列車の乗客の集団転移したのだ

では何故転生などといったのかというと・・・


「声が高い!スッゲー!おっぱいあるやん!だれか鏡もってない!」

「なによこれ!ムッキムキなんですけど!」

「生理と化粧から解放された!」


老若男女が全員TSしたからだ

これには召喚した国もびっくり、様々な餌付けをして、国のために働かそうと思っていた人員が、まさかの100人超でTS転生のおまけ付きだったのだ


男になった人達の順応はとても早かった

要約すると、性欲には勝てなかったよ、というやつだ

趣味に合わせて男装麗人やらムキムキの漢女、ドワーフの合法ロリまでそなわって、数日もせずにハニトラされた


女になった人達は・・・嘆き悲しんだ

女に見えるハニトラが稀少だったのがまず1つ

初めてが思いのほか痛かったのが1つ

生理が重くてやってらんないのが1つ

男とヤリたくないのが大きく1つ(重要)


これにより、一週間が経つ頃には元男チームは大きく分けて3つの派閥ができた



息子を取り戻す派:生産チート系の研究チーム


男の娘探索派:冒険者になり各国をめぐる、戦闘チート系のソロ集団(チームを組むと取り合いになって危険なため)


もう女のままでいいや派:きもちいいし、顔さえ見なけりゃそれでいいやん?な、生産戦闘混合のハニトラされた精鋭集団



ハニトラ要員に女は足りていて、男が足りないのは訳があった

TS転生したのは、通勤ラッシュの満員電車が1車両

つまるところ、圧倒的に元男が多かった、その数なんと元男145人:元女6人!

これでは希少な男の娘を人数分用意できるはずもなかった



そして俺は、男の娘探索派に入った、入らざる負えなかったとも言う

ハニトラされたやつは、チートの中のチート、厳選された精鋭たちが男の娘を囲っているのだ

俺のチートは知識系よりの生産職だったのが災いして、現状戦力が底辺であり、道具を集めなければ何もできないのに、その道具も生産チームが牛耳っていてなにもできないニートと化してしまったのだ


めでたくニートになった俺は、男の娘探索派に強制加入させられ、一ヶ月分のお金と一般的な旅道具を渡され城を追い出された



俺は、やってもいい事があるのは嫌いではない、やらなければならない事があるのが嫌なのだ

例えば、食料を確保するために命を懸ける冒険とかである


さて、俺のチートを紹介しよう


【全知】

アカシックコードともいわれ、すべての英知が収められた世界図書館へのアクセス権だ


ここまで見れば超チートに見えるだろう、実際チートだった、制限さえなければ・・・

初めて【全知】を使ったとき、あまりの情報量に死にかけた

つまるところ、数日寝込んでいる間にデメリットチート(黒字にできなそう)として追い出されることになったのだ


そして向かったのが娼館である

何故かって?リスクとリターンを考えると、ありそうな展開だと思うが、書物ではあんまり見たことないが、これも【全知】のおかげなのだ


この世界のレベルはスキル制、つまり、スキル以外は地球と変わらないということ

スキルがあればあるほど強いのは言うまでもないだろう、そしてスキルを覚える条件は【全知】が全て教えてくれた


戦闘スキルがなければ冒険者になっても死亡率が90%を超えていること

冒険者にならなくても戦闘スキルは覚えれること

スキルと金を稼ぐなら娼館がベストだということ


金のためなら、おっさんの相手でもなんでもやってやるよ!

武器、防具、スキルが揃ったら、俺の冒険が始まるんだ!



~3年後~


やっと、満足いくスキルレベルになった

名残惜しいが今日でこの国とはおさらばしよう

冒険者ギルドで登録したカード内容で少し驚かれたが、ここ3年でトップ娼婦となった俺に隙はなかった



・名前

リオネア(♀)


・スキル(最大値10)

全知

魔力 9

体力 7

精神 5

敏捷 2

知能 6

力 3

性技 8

弱点看破 7

身体強化 7

魔力操作 9



・魔法

水 7

氷 6

火 5

風 3

土 6

闇 2

光 4

空間 7



素晴らしいスキルレベルだ、全知様々である

特に水魔法の万能さがやばい


土と水でローション(プレイの幅が広がった)

光と水で聖水(性病にも利くが買うと高い)

水の膜を肌にのせ、常にプルプル肌を実現!

しかもこの水膜、避妊もできて、生理も処理でき、尿まで浄化させ、便を塵にする高性能っぷり

さらに水膜に氷で涼んで、火でぬくぬく、水のベッドで快眠生活!

お金もガッツリ稼いで、装備もドラゴンやミスリル素材の豪華装備である


もうこのまま娼館ニートでもええんちゃうかな、とも思ったが、この国、やばいのである

中二病どもが星の力を集めてつかう兵器を開発中なのだ


何が問題かと言うと、この星は生命体、俗に言うスライムの惑星サイズ、それがこの星の真実!

つまるところ、兵器が試運転でもされるとマザースライム様が怒るのだ、これは古代文明がぶっ壊されたことで証明されている

開発まであと1ヶ月、その前に逃げようってことや

どうせならスキルレベルを10まで上げきりたかったが、事がコトなので、速やかに逃亡一択である


さて、逃げるか

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ