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双竜

山の民情報によれば、将斗が向かっている町はタグの街。

ちなみに召喚されてポイ捨てされた方の街はヌバルの街という。

タグの街までは街道沿いに森を進んで1日と少し。

タグの街が目視できるところに来るまでは街道を進むのは危険だという。


山賊もいるし、武装した商隊にも確実に攻撃されるとのこと。

「俺みたいな善良な者でも攻撃されるかな?」

「単身で遠出する善良な者はおりません。魔物か山賊の罠と判断するでしょう」

「遠方から弓や魔法を撃ちこんで来ます」

そうなるのかー。


ということで、またもや森や草原を進む将斗なのであった。

遭遇するボアやビッグボア、ブラックベア等を狩りつつ進む。

肉が獲れるものは肉を確保し、ランクCは魔石を取り出して収拾した。

「うん?今、例のピコン音がしたかな?」

{お主に良い報せと微妙な報せがある}


「ほう。では良い報せの方から頼む」

{我が顕現して精霊の声で会話する際に消費される霊力を、お主が超回復する霊力が上回った。なので常時顕現が可能になった。それとランクC以下の敵を一発で屠れる攻撃を連続で2発は撃てるな}

「なるほど、常時顕現は微妙な気もするけど、まあ良かったのかな」


{微妙な報せはな、お主の竜気のスキルが}

「スキルが?」

{双竜気になった}

『精霊術 練霊素/精霊の声/双竜気』

「ほんとだ、書き換わってる。これでどう変わるんだろう?」


{双竜顕現!とでも念じてみるがよい}

「うん。じゃあ、双竜顕現!」

シュボッ!!

火{ちーっす、あちしは火竜。あんたがヌシさんだね、よろしくー。おわぁー!なんで地竜のおっちゃんがおるん?}

地{誰がおっちゃんだ、このお調子者め。お主よ、双竜顕現とはかように2体の竜気を同時に呼び出せるスキルだ}


「おーそりゃあ凄い。あ、そういやあ何故これが微妙な報せなのかな?」

地{双竜顕現は消費霊力も倍なので、常時顕現はできん。今のところは、出てるだけで3分程度だな。攻撃も同時攻撃は可能になるが、我と火竜が1発ずつ撃てば弾切れになる}

「そういうことか、威力は倍になったが持続力は半分になったと」


地{もっとも、1体だけの顕現も可能だ。なので普段は我を顕現させておいて、緊急時のみ、残念竜も併せて呼ぶのがお勧めだな}

火{残念竜ってあちしのこと?ひっどーい!ヌシさんは、こんな土まみれの小汚いおっちゃんより、燃える乙女のあちしの方が良いに決まってるよね。地竜のおっちゃんは完全封印がお勧めだよ!}


「火竜って女の子なのか。2匹比べてみると、確かに地竜は茶色っぽいし、火竜は赤っぽいな。でも女か男かってのは全く判らないな」

火{ええーーっ!!}

地{わははは}

なんてことをやっているうちに、時間切れで2体消滅。

霊力満タン回復まで1分待って、再度双竜顕現!


火{霊力切れが早過ぎるよぉー}

地{そういう事情なのだ、諦めろ}

「まあそのあたりは、おいおいどうにかなるよ、たぶん。ところで火竜は何ができるの?」

火{あちしの得意は火魔法。竜気だから物理はだめだけど。隠し芸は鍛冶だよ}


「今更なんだけど、竜気ってなに?」

地{竜の精霊の…一部分とでもいうべきか。我はアースドラゴンの精。アースドラゴンがその生を終える時、精気の素を少量この世に残す。それが長年月集積して竜の精霊である地竜、この我を形作ったということだ}

火{あちしはレッドドラゴンが素地なんよ}


「まずは火竜から火魔法を教えてもらわないとだな」

地{む、仕方あるまい。いったん我は休むとする}

地竜が引っ込んで、顕現しているのは火竜のみになった。

「さあ、火魔法を見せてくれ。霊力は最大34だからできるだけ小出しで頼むよ」


火竜が見せてくれた火魔法は、炎と爆の二つだった。

炎は外気を高温にして魔素を燃焼させる魔法。点炎が基本、面炎で範囲攻撃が出来る。流炎として火炎放射状にすることもできる。

爆は、物体の内部を高温にして物体を瞬間的に燃焼させる魔法。通常は爆発する。

火竜が消滅したり再顕現したりしながら色々ためした結果、ランクB程度の魔物の抵抗を捻じ伏せて屠る程度の威力だとやっぱり2発程度が限界とのことだった。


火魔法の威力は凄い。敵に大きなダメージを与えるとか、多数の敵を殲滅するには有効だ。

しかし精密性には欠ける。手加減は難しい。

俺自身が使える火魔法は…うーん、炎も爆も扱えないぞ。

火{なんでかなー。あっ、遠隔操作の部分が出来てない。手元で出してそれを送るのなら行けるかも}


手元で炎。よし出たぞ。それを発射する、こんな感じかな?

火の玉らしきものがふら~~と飛んで行く。

火{えっと。一応できたね。それ火球って奴だよ}

「これ、役に立つかなー?」

火{練習すればもっと大きくなるし、もっと早くなるよ。風属性の飛び回る敵に効くと思うけど}

そうか、属性か。土魔法では苦手の風属性に相性が良いっていうのは大きいな。


直径10センチから1m位までの火球を、最速で時速100km程度で撃ち出せるようになった。

近くを飛ぶ毒虫とか、50m程度の距離の鳥型の魔物なんかを打ち落とせる。

おお、良いではないか!

火{うーん、ま、いっか}


「もうひとつの鍛冶も見せてくれ」

火{うん。何か金属素材はある?}

錆びた短剣とナイフを出す。

火{ほいっと}

火竜が手をかざすと、短剣とナイフがピカピカの新品同様に生まれ変わった。

「おおーっ」

火{品質も良くなってるから。その素材から出せる最高の品質になってるよ}


素材さえあれば、最高品質の武器防具を作れるとのこと。

これは凄い!しかも俺にも出来そうだ。

短剣を細身の長剣にして見る。うん、若干細すぎるが一応できたぞ。

それを今度は10本の手裏剣に変化させる。うはは簡単簡単、面白いなー。


『金属加工 変形/補修』

「鍛冶じゃなくて金属加工か」

火{鍛冶の劣化版だね。でも悪くないよ}

「うん、まあ俺にはこれで十分だ。ミスリル製品も変形出来るかな。失敗したらやばいからやめとくか?」


火{失敗しても、あちしがもとに戻すから大丈夫。でもヌシさんのミスリル装備は完全品の域だよ}

「やっぱり良い物だったか。性能を落とさずに形だけ変えたいんだよなー」

ハーフコートみたいな形状のミスリルチュニックをブレザー型にしてみる。

『ミスリルの服(80)』

「む、防御力が下がっちまった」

火{首と胸元が無防備になったからかな}


「うーん、それもそうだ。じゃあこれはどうかな?」

詰襟の学生服みたいな形にしてみた。

『ミスリルの服(100)』

よし。性能は維持されてる。首周りの防御もばっちり。

ついでに鎧下を学生服に合ったズボンに変形。

『ミスリルスーツ(180)』

おお!チュニックが100で鎧下が70だったのに、スーツにしたら180にアップした!


白っぽい学生服。光の加減で青くなる。

ボタンは青にしてみた。

5つボタン、袖口は4つボタン。

ズボンの前にはチャック付きと。


ミスリル兜80は、フード型にしてみよう。

『ミスリルフード60』

ありゃ、性能が下がった。

火{安定性に難があるのと、顔面の露出部分が増えた}

じゃあ、フードにマジックテープ付きのメッシュを付属させて、フードを被るとメッシュが顔を覆い、かつマジックテープがメッシュとフード全体をしっかり固定するようにする。


『ミスリルフード100』

おお!大成功!!

火{凄いね!さすがヌシさん。視界も確保出来てるし、顔面の露出がなくなったし。完璧なヘルムだわ}

「フードとかメッシュは強度的に大丈夫なのかな?」

火{問題ないよ。ミスリルだもん。周囲の魔素を利用する金属なの。物理防御力だけでなく魔法防御力もばっちりなんよ}

鍛冶専門職がそう言うからには間違いないだろう。


ガントレットは手袋に変形。『ミスリル手袋50』

よし、性能はそのままで、扱いが便利になった。

手袋なら服のポケットに入れて置ける。

ブーツは、サイズをぴったりフィットさせ、くるぶしの上あたりまでの短い形状のものにする。

『ミスリルブーツ50』うん、性能は維持できた。

そしてブーツを短くした余った素材でミスリルのナイフを作った。

素材剥ぎ取り用だ。


うん、防具の形状を変えたら、すっごく動きやすい快適なものになったぞ!

火竜いいじゃないか。火魔法も鍛冶も凄くいい!全然残念竜じゃないぞ。

火{ふふーん♪ふんっ!}

あちち、火竜さん、鼻息気を付けて!今フード降ろしてるんだから。


その後は、地竜と火竜を交代で出したり、2体一度に出したりしながら、賑やかに前進した。

狩りをするなら土魔法、敵を殲滅するなら火魔法。水属性には土魔法、風属性には火魔法。

なんか、楽しい。ははははは。

と笑っていたら、本日一番の強敵にばったり遭遇した。これは鬼か?


身長2m強。顔怖い、牙長い、人型、筋骨隆々。頭には2本の角。毛深い、とくに下半身は毛むくじゃら。

地{オーガだ。オーガにしては小型の個体。無属性、魔法無し、物理のみ。ランクC。お主の装備の防御力があれば恐れるほどの敵ではない}

火{回避しながら、火魔法当てて。練習にちょうどいいよ。やっちゃってー}


師匠二人にそう言われると、安心感が凄い。

俺一人で森でこんな鬼に出会ってたら、おしっこちびってへたり込んだと思う。いやほんとに。

フードを被りメッシュをマジックテープで閉じて、準備万端。

オーガ君、さあ来なさい!

*****

クリュウ・マスタ 自由人

素養

 言語対応

   東方共通言語

 鑑定

   自己鑑定

 魔術

   練魔素

   生活魔法

     飲料水/パン/浄化/着火

土魔法E

     石礫D/土槍F

   火魔法G←NEW!

     火球G←NEW!

植物利用

     成長促進/植物素材

   金属加工←NEW!

     変形/修復←NEW!

 精霊術

   練霊素/精霊の声/双竜気←NEW!

     

 超取得/超成長/超回復/探知


スペック

 FL23-41C(301)

 フィジカルレベル23 

 戦闘力41

 ランクC

 次のレベルまでの必要経験値301

 

 ML19-28/28D(147)←UP!

 マジカルレベル19←UP!

 魔力量28←UP!

 ランクD

 次のレベルまでの必要魔術経験値147


 SL20-37/31(+6)D(105)←UP!

 スピリチュアルレベル20←UP!

 霊力量31←UP!

 ランクD

 次のレベルまでの必要精霊術経験値105


スキル

 剣術C/槍術G/投石術F


装備

 ミスリルソード150/ミスリルスーツ180/ミスリルフード100/

 ミスリル手袋50/ ミスリルブーツ50/ミスリルリング(+20%)








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