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2、出会い

《???》







私は冒険者になりたかった。

私の家は商人から貴族になった、成り上がり貴族、

フィガレット家、

親、カルロス・フィガレットが一代で貴族まで成り上がったという天才

そんな親を持つ私は、

いつも親のように天才であり続けようとした。

でも、天才にはなれなかった。

私はいつも、親の為、家の為に生きてきた、

私の将来は親の決められたレールの上を歩いている。







だから、私は自由な、気の進むままに生きていける、

冒険者になりたかった。





私は両親に頼み、冒険者の学園、

ウィングランド学園に入学した。




ウィングランド学園では、冒険者を育生する学園だ、




冒険者とは、この世界に住む、人たちの依頼や魔物の討伐、

いわゆる何でも屋だ、

冒険者は、ギルドによってS~Gにランク付けされている。

ギルドとは、冒険者が仕事の依頼を受けるところである、

その他にも、パーティーを申請したりする場所である。

冒険者の出会いの場である。

Sランクともなれば、歴史に残るような事をしでかした冒険者達だ、



私はFランクだ、

私もSランクには憧れている。





そのウィングランド学園からの帰り道、

私は、早く家に帰りたかったので、

貴族街の路地裏を通った。




「おいおい、そこの嬢ちゃん、こんなところに何の用だ」

「そうだぜ、嬢ちゃん。」

早速変な3人組に絡まれた。

3人組は全員ゴツく、強そうだ、

「急いでますので」

「そう連れねーこというなよ」

3人組は私を囲んだ、

だが、私は一応、冒険者だ、なりかけだけど。

「どけてください」

私は剣の柄に手を添えた。

いつでも抜ける状態だ。

「おいおい、この嬢ちゃん、冒険者かよ」

「まあ、関係ないけどね」

「そうだな、【フラッシュ】」

3人組の1人が魔法を唱えた、

突然、目の前に閃光がほとばしった、

眩しい

目がみえない、

「おら、捕まえたぞ、嬢ちゃん」

後ろにいた、一人が、私の腕を捕まえ、

もう一人が私の剣を取り上げた、

「残念だったな、嬢ちゃん、俺たちも冒険者だ、それにこの時間この辺は人があまり通らない」

「元な、」

えっ、

よく見ると人が周りにいない、

それにこいつら、冒険者だったの、

よく見ると、3人組はそれぞれ自前の武器を持っていた。

「さあ、嬢ちゃん、これから、俺たちといいことしようか」

「さあ」

「さあ」

怖い、怖い、怖い、

3人組が私を襲おうとした、

「やめて下さい!」

私の悲鳴が路地裏で響いた。








「おいおい、それぐらいにしろよな」






黒いフードをかぶった一人の少年が3人組の一人の肩を抑えていた。








《コヨーテ》






路地裏には、一人の少女と3人組の男がいた。

3人組が少女を囲む構図だ

「おいおい、それぐらいにしろよな」

俺は、3人組の一人の肩を抑えた。

「で、そこの3人組、何してんの」

俺の言葉に反応した3人組、

「なんなんだ、このガキは」

「嬢ちゃんよりも先に、ガキをどうにかするか」

「そうだな、殺しちまうか」

3人組がそれぞれに長剣・短剣・槍といった

武器を取り出し、

「「「へっへっへ、さっさと消えな」」」

武器を俺に向けてきた、

「なんだ、それは脅しか?」

俺は腰に差しているふた振りの剣の柄に手を添えた。

「さっさとかかってこいよ、雑魚ども」

「ふざけてんじゃねーぞ、ガキ!」

3人組の1人が俺に襲いかかってきた、

武器は長剣、

その長剣を抜き、俺を上段から切り裂いた・・・・と思ったのは、

3人組の1人、

実際は攻撃を避け、

その1人を鞘で気絶させた。

「甘いな」

「あいつが、瞬殺だと」

3人組から2人組になった、

2人組の1人が

「ちっ、そこを動くなよガキ!」

少女を抑え、少女の首に短剣を当てている。

「よし、これでガキは何もできまい」

抑えてない1人が槍を俺に向けた。

「死ね!ガキ!」

槍が俺を貫こうとした。

その槍の攻撃を躱し、

瞬時に懐からナイフを取り出した。

そのナイフはいわゆる投擲用のナイフ

俺はその投擲用のナイフを、少女の抑えている。

1人の男の腕に向かって投げた。

「ぐっはっ」

ナイフは腕にあたり、

俺はナイフが当たって動揺している、

1人の顔面に拳を叩き込んだ。

そして少女を抱える、

よし、これで、2人、

俺は少女を俺の後ろに降ろした。

最後の1人は槍を再度俺に向かって繰り出したが、

その攻撃は、俺の持つ剣の鞘で受け止められ、

鞘で、思いっきり、叩きつけた。








「おい、大丈夫か」

俺は座り込んでいる少女に話しかけた。

「は、はい、だ、大丈夫です。」

俺は少女の手をつかみ、

少女を立たせた、

「そうか、俺の名前はコヨーテだ。」

俺は怖がらせないようと思い、

フードを取った、

「コヨーテさん」

「ああ、そうだ、君の名前は?」

「私の名前は、アリサ、アリサ・フィガレット」

「アリサか、いい名前だな」

アリサ・フィガレットと名乗った少女、

フィガレット?

どっかで聞いたことのある名前だな、

まあ、いいか、すぐに思い出せないってことは、

どうでもいいことだよな、

アリサは俺の肩ぐらいしか身長がない、

俺が170cmに届くかどうか、ギリギリだからな、

150cmぐらいだ、

髪の色は銀髪で

髪を二つにくくってある、いわゆるツインテールだ

顔はものすごく可愛い。

すごい美少女だった、






《アリサ》





私を救ってくれたのは、

黒髪の少年だった、

少年はコヨーテと名乗った、

背は私より20cmぐらい大きく、

髪の色がとても印象的な少年だ、

漆黒、

髪もフードもマントも黒い少年、

この人が私を助けてくれた、

まるで物語の白馬の王子さまのように







これが謎の少年コヨーテと少女アリサ・フィガッレトの出会いだった。







《コヨーテ》





「コヨーテさん、本当にありがとうございます。何かお礼を、」

アリサが頭を下げている、

「いやいや、そんなつもりで助けたわけじゃないからいいよ」

アリサはちょっと顔が暗くなった。

「でも、何かお礼を」

「えっと、夕食は食べたか?」

「えっ、食べてませんけど・・・・」

「じゃあ、この貴族街の美味しいところでも紹介してくれ、そして一緒に食べよう」

「えっ、そんなことでいいんですか?」

「ああ、それでいい、」

アリサの顔が明るくなった。

「分かりました!じゃあ、おすすめの店を紹介します」

「ああ、頼む、丁度夕食時だし、案内お願いできるか?」

アリサの顔が明るくなってよかった。

「じゃあ、行きましょう。コヨーテさん」

俺はアリサと共に貴族街の美味しい店へと向かった、





はて?この貴族街に来た本当の目的はなんだったかな?
























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