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夏のホラー参加作品

直通バス


終電に乗って帰って来て駅から出る。


こんな時間だとバスなんて無い筈だからタクシーで帰るかとタクシー乗り場に行ったら、長蛇の列。


こんなに長い列だと順番が回って来るのは1時間後くらいかな? 歩いて帰宅しても1時間程掛かる。


どうしようか駅前のホテルに泊まるか? でもこの長蛇の列を見てるとその選択をした人も多い筈。


そんな事を思いながら周りを見渡したら、バス停にバスが止まっているのが見えた。


バスの行き先案内を見ると○○寺院直通バスと表示されている。


こんな時間に寺院までの直通バスがあるのか? と疑問に思ったが、寺院前で客を下ろしたら回送になるから、そこで運転手さんに頼み込んでバスの営業所まで乗せて貰おう。


そうすればバスの営業所から家まで直ぐだから楽に帰れると思いバスに乗る。


バスに乗っている乗客は寺院の関係者だろうか、喪服姿の男女が数人乗っているだけだった。


バスが○○寺院の門の前にあるバス停に停車、運転手がマイクで「終点です」とアナウンスする。


アナウンスが流れた直後、乗っていた乗客と運転手それにバスが消えさり、私は真っ暗な○○寺院のバス停の前に1人残されていた。



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― 新着の感想 ―
[良い点] お、いいですね~。 古き善き怪談って感じです。 Σb( `・ω・´)グッ
[良い点] 消えた霊たち。 夜遅くまで、どこへお出かけしていたんでしょうね。 こんなバスに乗り合いたくないですね。
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