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テーマ詩集:空

あおむけの空

作者: 歌川 詩季

 やっぱり、空はいいな。

 痛くもない腹をかばおうとすれば

 さぐってくる(やから)が わんさか

 高くもない枕 さらに低くして

 うつ伏せて眠れるか おやすみ


 あおむけの空は あんなに青くて

 (いく)つも雲 浮かべるのに ぼくはこんなざまだよ


 嘘でも(はね)が欲しいと せめてねだるふりだけでも

 してみせりゃよかったか 教えて

 背中の狭さを隠す ためだけにあおむけになる

 ねがえりなんか うたないで



 甘くもない罠に()まるのは間抜けだ

 (きず)がならぶ足して 彷徨(さまよ)


 あこがれはときに つきはなす腕

 くびれた腰にまわしたら 引き寄せることもある


 ほんとはつのが欲しいな 見上げることもない空を

 刺しつらぬけるほど長さを

 吐かない(つば)を飲みこみゃ (うるお)う渇きはあるかと

 愚問に愚問 重ねてた

 飛べないから、余計に?

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― 新着の感想 ―
[一言] 人間の空への憧れは尽きることがないのだと思います。 未だにいつか空を飛んでみたいなぁと思う私です。ド〇えもんの道具だったら……スペアポケットがダメならやっぱりタケコプターが欲しいのです(´ω…
[一言]  手に入れたいけど手に入らない憧れ。  近付くことさえ困難で、遠くから見てるだけ。  遠くからだからこそきれいに見えているのかも。
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