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強運

作者: 勝友裕

 どうせ当たらない。でも買わなきゃ当たらない。宝くじを買う人の考えることは大体同じだ。スクラッチの発売日に行列ができている

 「なぁ兄ちゃん、はよしてや。あたし急いどんねん」

 後ろにいた女が強引に割り込んでくる。関西弁で早口にまくし立てられて、つい譲ってしまった。

 「やった、三等や。三万円ゲットォ」

 女が歓声をあげる。

 「あんたが譲ってくれたおかげやわ。ありがとさん」

 これ見よがしな言い方をされたのが悔しくてたまらない。どうして僕はこう押しに弱いんだ。

 順番が回ってきた。心を折られつつマスを削る。

 「うおっ、ニ等だ。五万円当たった」

 どうだ見たか。さっきの女がムッとしている。よし言ってやろう。お返しだ。

 「あなたが割り込んでくれたおかげですよ。ありがとうございます」

                終

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