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遭遇2

突如として現れた一般人?に腕を切られた省吾を含め4人が驚く

ピノを片手に省吾と妖魔の間に割り込んだのを見て言葉も出ない

獲物を狩る瞬間を邪魔された妖魔は怒りを露わにし、奇声を発しながら威嚇を始めた。



「さて、割り込んだはいいがどうしたものかな...」



独り言をつぶやきつつ、コンビニで買った物を後ろで待機してる3人の方に投げる。

突然の行動に驚きつつもジャックがそれをしっかりキャッチし、アレックスの方へ目線を向ける


「ちょっと預かっててくれ、ピノも食っていいぞ」



一人1個までだけどなと言い、アレックスは構えを取る。

試すにはいい機会だなと思いつつ、ネットで見た八極拳の構えを思い出しつつ妖魔と相対する。

Cランク妖魔と呼ばれたこの妖魔、見た目は小動物の様だな手が鎌になっており4人がかりでも苦戦を強いられるほどの物だと気を引き締めて様子を伺う。

先に動いたのは鎌鼬の方だった


「グルルァァ!!」


横薙ぎの一閃

アレックスは腰を落として躱し、立ち上がる勢いを利用した左拳が鎌鼬の腹部にめり込む

凄まじい衝撃音が鳴り響き、鎌鼬は上空に打ち上げられるが空中でくるりと回り体勢を立て直す


「効いてないのか...」


やはりネットで見た程度の知識では八極拳を使いこなす事は出来ないのか、と思いつつ構えを取り直す。

気がどうとか書いてあった気がするが・・気という物がいまいちよく分からん。

鎌鼬の攻撃を躱しつつ試行錯誤を繰り返していく。

そこで後ろから声が上がる。



「おいあんた!何者かは知らんが魔力もない唯の物理攻撃が通る相手じゃない!逃げるんだ!」



後ろからのアドバイスを聞き、ピノ溶けてないかなぁ等と余計な事を考える余裕のあるアレックスだったが今のアドバイスに一つ気になる事があった。

魔力?なるほど、気とは魔力の事だったのだ。

理解すると同時に鎌鼬が再び鎌を振りかぶり突っ込んでくる

それを踏み込むように躱し、左手で鎌鼬の頭を掴み地面に投げつけたのだ。

地面にぶつかった反動で宙に跳ね上がる鎌鼬に踏み出した一歩から体ごとぶつける様な肘を打ち込む


「頂肘」


当たった瞬間鎌鼬の背中から突き抜ける様な魔力がまるでビームの様に放出される。

アレックスが込めた一撃の魔力が鎌鼬を通り抜けて空へと飛んでいく様を見ながら、ジャック達4人は驚きを隠せない様子でアレックスを見続けるのだった。



吉田創玄 髭ふさふさの白髪のオールバックおじいちゃんなイメージ

なんかそれっぽいですよね?ピノ食べたい

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