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現代へ2

今までの話しは俺の過去の話しである

そして現在の俺は



「あー君それ終わったら次はお風呂お願いな~」

「うっす。」


旅館で働いている。

なぜ旅館かって?それにはこっちに飛んできた時から話さなければならない



あの時、魔王の魔力で意識を飛ばされ、目を覚ました俺が最初に見た景色は森の中だった。



「ここは・・・?」



独り言を呟き周辺を見渡すが、一面が木々で覆い尽くされていた。

次に手持ちの物を確認したが、魔王に突き刺した聖剣は持っていない。

無いものは仕方ないと割り切り、周辺を散策する為に歩き始めた。


30分ほど歩いただろうか、ふと魔力の気配を感じそちらへと移動していくとメキメキと木々が折れる音が聞こえ足を速める。

もしかしたら魔族が暴れているのかも知れない。

そう思い、気配を消しつつ音のする方へ足を進めた。


音のした場所を着くと2人の女の子とゴブリンの様な魔物が戦っている最中だった。

2人の女の子は上半身は白、下半身は赤の服を着ており、見たことの無い服だった為気配を消しつつ、現状把握が優先と判断し俺は見守る事にしたのだ。



「こんなとこで餓鬼が沸いとるとか聞いてへんよぉ~」


「泣き言言わんと切り抜けるで春香!」



はぁいと気の抜けるような返事をした春香と呼ばれた少女は懐から紙を取り出し、餓鬼に振りかぶる様に投げつけた。



「やぁ~氷縛符ぅ~」



勢いと違い気の抜ける様な掛け声で投げつけた紙が餓鬼に張り付き凍っていく・



「ナイス春香!」



声を上げた少女が棒の先に大きな刃(後に聞いたが薙刀と呼ばれる武器らしい)を突き出し餓鬼を仕留める



「これであと2匹..きゃっ!」



仕留めた事で油断したのか餓鬼が少女の帯を掴み、背後の木へと叩きつけた。

その衝撃で手に持っていた薙刀を手放し、気を失ったのか木の下で横たわり動かなくなってしまった。



「菜子ちゃん!」



紙を持った少女が菜子と呼ばれた少女に近づこうとするも、もう1匹の餓鬼に牽制され、近づけない。

涙目になりつつも懸命に声をかけ続ける春香だったが、その声も空しく菜子は起きる気配が無かった

そして菜子を気絶に追いやった餓鬼が菜子の胸倉を掴み、横たわっている状態から起こそうとすると帯が揺るんだのか、白い肩が露になる。

そして少女が付けていた青い下着が見え、餓鬼は下卑た笑みを浮かべ始める。



「頃合だな・・・」



これ以上は情報も糞も無い

魔物がいる。襲われている少女がいる。

これだけで十分だ、これ以上の理由はいらない。



「おい」



楽しみの始まりに水を差された餓鬼が不機嫌そうな顔を浮かべ横を向く

その瞬間餓鬼の首から上が弾け飛んだ



なかなか現在までいけねぇ・・

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