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本当の強さは秘密です。〜異世界で得た最強の心技体〜  作者: 狂歌殺鬼
第二章 強すぎてニューゲーム
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強くてニューゲームのようだ

心技体は一応、プロットを書いておこうと思います。役割は思いつきで書くのでどちらが更新が早いか分かりません。


 では、新章です。

 目を覚ますとそこは、森の中だった。時間はわからないが、木々の葉の間からでる木漏れ日がさすところから、まだ日が高いと思う。

 周りには小さな湖と洞窟?っぽいのがある。


 どうやら転生は成功したようだ。ただ、妙に違和感がある。体が違うので当たり前だと思うが、そういう違和感ではない。

 もっと、根本的な部分が違う気がする。

 俺が考えにふけっていると、弱い風がふいた。弱いとはいえ、その風は木々の葉を揺らし、ざわざわとならす。

 俺はといえば、その風をうけ、少し肌寒いと感じた。おかしいと思い、俺は自分の体を見下ろす。


「………」


 そこには生まれたままの姿の女の子の体があった。







「……はあ」


 俺としたことが盲点だった……

 何がかと聞かれれば、今の状況である。俺は自分の体を確認した後、すぐに『本』で調べた結果、判明した。


 長いので省略すると、神様たちは転生させる際ある決め事をしていた。曰く、


────女の神には女に、男の神には男に、


 そんな、どうでもいい決まりだった。どうも、暇だったからとってつけた決まり事だったようだが、あの神様は意外に律儀で記憶力のいい神様だったようで、その結果がこれとは実に笑えない。


 まあいいか、あの神様を責めるわけにはいかない。完全に俺の落ち度が原因……


「とにか……く、まず…は服………」


 新しい体だからか、俺の女Ver.なのかはわからないが、舌っ足らずだ。俺は湖にちかずくと水面に映る自分を見た。

 自分で言うのもなんだが、美少女だ。サラサラの腰まである白髪に、白く傷一つない肌、華奢な体格、赤く眠たげな目に、平均より低い身長、小さいが形のいい胸……

 やっぱり、自分の体も使ってるからか、どこか面影がある。

 痩せたら女の子っぽかったからな。




 俺は、いや、私は空間魔法に入れていたマントを羽織る。このマントは簡単にめくれたりしないので便利。

 作った魔道具類はだいたい このマントに入っているので、さらに便利。


「……あ、…そう…だ」


 今の体がどこまで強いか確かめないと…

 魔力のこともあるし、後、職業が何か増えてるし……

 その職業は「観測者」で能力が『概念創造』でその能力で何個か創った能力の一つが、『アカシックレコード』。

 これは、ありとあらゆる情報が見れる能力。まず、見れない情報はないらしい。ただただ、適当に創っただけである。

 でも、これで食べれるものや毒物などを見極められる。


「……よし、行こう……か…」


 私は『アカシックレコード』で近くにいる、魔物をサーチした。



「………これは」


 私はまずい存在になったのかもしれない。まずは近くの木にパンチをした。すると、ピシュンという音?とともに木とその後ろにあった、木や地面、岩などが消えた様に潰れた。

 一応、手加減をしていたので目の前しか消えなかった。

 少し唖然としたが(無表情で)、その後、適当な魔法を使った結果、禁術クラスを普通に使えた。

 しかも、魔力まったく減ってないし、回復速度も半端じゃない。

 よって、魔物に遭遇する前に生まれた所に戻ってきた。

 下手に戦闘をするより、手加減を覚えた方が有効だと考えたからだ。


 しばらく、城の時の鍛錬をして、能力で食べれる果物を探し、食べて、また、鍛錬をした。





「…………ふぅ」


 疲労はあまりないが、言いたくなる。まだ、明るいから生まれた時は朝早かったらしい。結構、時間がたったが、日は強く?なるばかりだ(森とマントのおかげでわからない)。



 そんな風にゆったり?してると………


「………?」


 多数の人が少数の人を囲んでいる気配、鉄がぶつかり合う音、肉を断つ音、血の匂い……… それらの感覚から頭に盗賊という単語が浮かぶ……


「……杞憂……なら…い…いけど……」


 私は足に力を込め、気配の方向に向かって走る。

 すると、轟音とともに走った。私はマントを抑えつつ、足をさらに、はやめる。

 土煙を出しながら、私はとりあえず急ぐ。




因みに、森と襲われている場所はかなり離れていますが、ユズキの新しい体と技術力の前では無に等しいと考えてください。

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