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神様の世界

短い(略)

やはり、文章力(略)

 目が覚めるとそこは……なんだかよく分からん空間にいた。若干黄金色な空間に二次元にありそうな感じの大陸が浮かんでいる。

 中央には、これまた大陸っぽいのに豪華な噴水のようなものがあり、広場というか公園というか……そんな感じになっていた。




「ここは?」


 俺は少し呆然としたが、すぐに気を取り直し自分の体を見た。

 何か光る球体になっている。周りにも似たような球体や亜人、獣人に森人族に魔人族みたいな形のものもいる。が、人間がいない。見つけたと思ったら魔人族だし……


 とりあえず、球体から元の形に戻すことが出来るみたいなのでやってみる。と言ってもやり方が分からないので前の姿を想像する。

 すると、ぐにゃりと球体が動いたと思うとみるみる生前の姿に戻る。成功だったが、この世の中はすべてイメージで出来るのかとツッコミたい。


 何か色々頭の中で考察しているといくつかの視線を感じた。その中の一つが俺に向かってくる。そちらを見ると……竜だった。それも、明らかに周りとは別格の大きさ、雰囲気、それに魔力…どれをとっても周りと比較にならない。………俺以外、


「はじめまして、人間。まさか、この空間に人間が来れるとは……」

「はあ、………あの、ここはどこですか?」

「ここか?ここはあの世でありながらも皆が暮らす世界。俗に言う、精神世界と言うやつだ」

「なるほど、だから人間がいないんですね」

「………ちょっと理解が早くないかね」


 竜が呆然としながら言う。ともかく、つまりここは精神が強いものしか来れないと、ただ、分からないのが、俺の状態だが、これは後にまわそう。そして、目の前の竜は気を取り直した。


「……名乗りが遅れたな、妾はアスタルトと言う。竜王だ。貴殿の名は?」

「俺は佐藤ユズキだ」

「……え、それだけ?竜王だよ?反応もうちょっとあってもいいんじゃ…後、自己紹介短かっ!!」


 さっきから、ボケがいのある人?だな。声からすると女の人っぽいな。そういえば、昔、妹に占ってもらった時、意外な結果だったな。

 女の影が多かった。その時にはすでに太っていたのでありえないと思っていたが、


「?どうした?」

「いや、それより……ここの管理はやっぱり神様がやっているのか?」

「うむ、その通りだ。因みにこの空間を『神様の世界』と呼んでいる」

「ざっくりしてるが、間違いじゃないな。……それで、だ… 頼みがあるんだが………」

「なんだ?」

「神を連れてきてくれないか」





 と言うわけで…


「こちらが神様でーす」

「どうも、神です」

「何でお前が紹介するんだっ!」


 抑揚のない俺のセリフにノッてきた神らしき幼女。アスタルトは毎度同じみのツッコミだ。

 まぁ、それは ともかく………


「「冗談はさておき」」

「打ち合わせでもしてるんですか?ねえ」


 アスタルトが怖い笑顔で言う。何かこの幼女とは仲良くなれそうだ。


「で、私を呼んだってことは転生希望者?」

「ええ、多分 そうだな。というか、他にないだろう」

「そうね……」


 少し物憂げに空?を見上げる神。


「…………ボッチなのか?」

「ボッチちゃうわっ!!」


 怒った。幼女の格好で詰め寄られてもかわいいだけである。


「それより、転生は?」

「ああ、そうだった、そうだった」


 神が大仰に頷く。…ボッチを誤魔化したいのだろう。アスタルトがこちらをジトっと見てくる。その視線を受け流し、説明を聞く。


「難しいことはないわ。この空間での転生には一つ儀式をして貰わないとだけど、簡単だし……」


 そう言って移動する幼女神を追いかける俺とアスタルト。お願いしたいこともいくつかあるので気長に待つことにする。

次回、転生……ではなく説明、かな?

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