1-1 前書き
前にもこうやって書いた気がするが、PC・スマートフォン内のファイルやオンラインストレージサービス内のログを漁ってもその文章が見つからないので改めて書き直すことにする。
ネットで有名な都市伝説に「時空のおっさん」という話がある。話の大枠は以下の通りだ。
「気づいたら周りに誰もいない。その空間を異様に思っていると、どこからともなく謎の人物が語り手に接触してくる。その人物は語り手を認識し、軽く話した次の瞬間、語り手は元の世界に戻ることになる。」
その「謎の人物」こそが、「時空のおっさん」と呼ばれる存在だ。 「時空のおっさん」とあるが、これは初期の話が「おっさん」であったことから名付けられた題名である。それは男性とは限らない。「近くに現れる」という部分も、「電話で居場所を知らせる」「遠くに見える」などとバリエーションがある。また、おっさんに「どうしてここにいる!」などと怒られるパターンもあるという。いずれにせよ、かなり不気味な話であるのは間違いない。ちょっと違う世界に移動してしまったという報告も少数ながら存在している。
上で述べたポイントは大体どの話でも共通だが、他にも様々な要素がある。数が多いため全てを羅列することはできないが、複数の話に共通する代表的なものを述べる。
・時空のおっさんに、「どうしてここにいるんだ!」や「どうやってここに入ってきたんだ!」と怒られる
・語り手が時空のおっさんの顔をはっきりと覚えていない
・時空のおっさんではなくおばちゃん、お兄さん、お姉さんだった
・携帯電話に通知がかかってくる。その表示は非通知や意味不明な文字列(Not Bonste)になっている
・本来高速で動いているはずのもの(風車など)が非常にゆっくり回っていた
・空がやけに赤かった
・その世界にもうひとり人がいた。その人は元の世界に帰れないようだった。
この時空のおっさんおよび、その世界については様々な考察があるが、はっきりとしたことはわかっていない。
・時空の狭間に侵入してきた人を元いた世界に返すために雇われたアルバイトである
・世界間を不法な手段で移動する存在を取り締まるための空間である
・世界に存在するバグを修正するためのセーフモードのような空間である
・おっさんは実際は人間ではないが、経験者の認識しやすい姿で現れている
・世界と世界の間に存在する、緩衝材のような空間である
・語り手が幼少期の時に経験した嫌な記憶のフラッシュバックを起こしている
2002年生まれの僕は幼少期(確か、5歳の頃)から何回も「時空のおっさん」に会っている。当時は時空のおっさんというフレーズを知らなかったが、中学生の頃見ていたオカルトスレのまとめサイトでその言葉を知り、自分の経験と重なるところを感じた記憶がある。上の共通点のうち、「本来高速で動いているはずのもの(風車など)が非常にゆっくり回っていた」以外は経験した。
「時空のおっさん」は最近YouTubeやSNSでも大きな話題になっている。2022年の4月のある日、ブームに乗じてSNSで経験を軽く述べたところ、なぜか6万以上のいいねをいただいた。それが映画の企画担当にも届いたようで、TwitterのアカウントでDMをいただいた。




