Ⅰ
この空を綺麗だと感じるのは私です。
他の人がどう思うか、そして感じたことを共有するとどんな作用があるのか。
今日は、非常に冷たい一日でした。
雪が降りしきる道は、軽い足取りを覚えさせると同時に、重い雪が今晩降り続けることを私に教えてくれました。鉄色の空は、輝きを隠してくれますが、その空より下で輝くものから地上を隠すことはできません。そのような、下らない物思いにふけている時、私に声をかける人物がいました。
「おい、そこの。こんな時間に外でなにしているんだ。」
「心配をおかけして申し訳ありません。ただ、少し考えごとをしていました。」
その人物は、口元に灯りを付けている以外の持ち物を着けている姿ではありませんでした。この時期にふさわしい姿をしているのは、私でしょうか、彼なのでしょうか。
「とにかく家に来い。この夜くらいなら温かい場所をやるから。早く来い。」
彼は答えを聞く間もなく、私の手をひっぱりました。言葉とは反対に彼の手は冷たく、くたびれた細工のようだと、私は感じました。ですが、この空の下よりは温かいことも、同時に感じたのです。彼の姿を見たいという思いをしまい、私は彼についていきます。
輝きはまだ、輝いていました。
初めて文章を表出しました。
コメントがあると、文章の改善点や日本語が間違っている部分を理解することができます。
貴方様の貴重なお時間を奪うことを重々承知で申し上げますが、ご指摘のほど宜しくお願い致します。