階段3
最近更新頻度が遅いと友人によく注意されます。ただし今月は出せそうにありません。ごめんなさい。事情があるんです。
(決してやる気がないわけでもネタ切れでもないのでご安心を。そもそも大体のストーリーはできてきているので…)言い忘れましたが、この階段は二回では終わりません。やっぱり終わりそうになかったので…
八助が狙われている。
それはそれとしてノリというものがあるだろう。
そのタイミングで先生の見方をするのは間違っているだろと言いたかった。
ただ今日は木一も頭に常に血が上っているはず。日本語が通じることはおそらくない、ただ自分たちが隠れていることは悪いと自覚はしている。
「こりゃまずいぞ。大人が子供を追いかける走りじゃないな。」
そう不意につぶやくほどの狂気が感じられる。
「はいもう逃げられませんよ~」
走りながらそう叫んだ木一には余裕そうな表情があった。そんなことを考えているうちに、手をつかまれてしまった。
「おらお前何してんだ!授業に戻れ!あ、そうだ、ほかのやつらはどこ行った?」
「それは言えません」
「ぁあ?もう一回言ってみろ!」
「言いません」
「それじゃあ無理やりでも言わせてやる!」
悲鳴が聞こえた気がした…
その後、三人は仲良く捕まっていった。自分を含め。
そして授業が始まったのだが、気がかりがある。
先生にわざわざチクったやつがいるのが気に食わない。
結局体育の内容は室内でのバスケットになった。体育館の壁にくっついている古いゴールがあるのでそれを使うらしい。
「お前らチームに分かれて練習な。」
と言われたので、指定された集まりのほうに小走りで向かう。
そしてしばらく基礎連をやっていると、木一が大声で、
「五分休憩」とあからさまに機嫌悪く言ってきた。
すると八尾がこっちに寄ってきて、
「茅、水飲みに行かない?」
「えり(絵理香)でも誘ったらどうだ?多分凍るんじゃない?」
という風に断ろうとしたら、袖を引っ張ってきた。
「わっかったわかった。一人で行くのがさみしいんだな。」
という風にからかったら引く力が増した。転倒した。
「階段はやばい階段はやばい階段はやばい」
すこしぶつけ、水道前で数回踏まれた。
そのまま引っ張られるままに水を飲みに行った。
水飲み休憩が終わり体育館に戻ると、クラスの半数が集まった人集りができていた。
そのほとんどが男子だった。何があったのか気になる気持ちは八尾も一緒だったようで、自然とその人だかりに入っていった。
鳴き声と驚きの声が耳に響く。
その人だかりは階段をふさぐような形でできていたので、階段から落ちたのだろうか、一人の男子が横たわったまま顔を抑えてうずくまり、鳴き声の正体はその時同時に理解した。
「何があったの?」
八尾が隣にいた高崎に耳元でささやく。気を使っているのだと思う。
「あ、お前見てなかったのか?」
「水飲んでた」
「木一が突き落とした。」
期限の悪さが爆発したのだと考えたが、この顔を抑えている誰かが木一の逆鱗に触れてしまったとも考えられる。
そうして悩んでるうちに答えが出るわけでもなく、授業の再開を告げる声が聞こえた。
「とりあえず保健室行ってこい。木一が何かしようとしてたならこっちが何とかする…はず。」
と高崎が心配そうに言った。そしてその人だかりはあっさりと解散していったが、頭の中には疑問符が残っている。
https://twitter.com/Qtk9M4MBu6pboBe
Twitter張ります。