弟に会いました
コンコンコン
「・・・はい?」
「お嬢様、ボクです」
「ルーク?入っていいわよ」
「お嬢様。」
「なに?」
「・・・やっぱのーみそがおかしいんですよね?」
「お前、飛ばすぞ」
「いやだって、自分の名前を叫びながらなんか言ってたじゃないですか」
聞いてたのかこいつ・・・
そう、その後に。
「嘘だろォォォォ!?だって、えぇ!?髪の色と目の色は違うけど!!!えぇ、えー!?」
「!?」
「いや、でも・・・」
そして序盤に戻る
「こんなのが主でいいのか・・・?」
「おいこら」
「あ、すいません」
ダダダタダダダダダタッ
「「・・・ん?」」
コンコンコンっ!!
バァンッ!!!
「姉さまっ!!」
「カ、カイン?」
「倒れたのですよね!?大丈夫なのですか!?頭も打ったって・・・」
「どうどう。落ち着いて」
「ボクは馬ではありません!」
そう。この子がボクの弟。
カイン・ガルシア
極度の心配性だ。ボクはかなり丈夫なのだがな。
なのに、何故こんなふうに・・・?
「ほら、姉さまは元気だ。だからそんなに心配しなくても大丈夫だよ、カイン。」ニコッ
「っ・・・はい...でも・・・無理は禁物ですからね!」
「・・・カイン、顔が赤いわよ。赤面症だったかしら?」
「いえ・・・」
「お嬢様・・・カイン坊ちゃんが可哀想です」
「は?」
「うるさいルーク」
「すみません」
???
え、なんの話?
えー?乙女には内緒ですかぁー?
酷いわねぇー。
「私には教えてくれないの?」
「・・・秘密です、姉さま」
「秘密です、お嬢様」
「もー、2人して!!教えてくれてもいいじゃない!」
「「秘密です」」
「もーっ!」
こうして、カインとルークの仲?は深まりましたとさ