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前世の記憶が戻りました。

「う・・・」



「アリス様!」



「姉さま!」




いたい・・・



私、頭を打ったみたい・・・



これ、死ぬわ・・・



バタンっ



────────────────





「・・・え?」

「ごめんなぁ。有音ちゃん。」

「は・・・え?」



誰だこのショタボーイは




「ショタじゃないぞ。神様だぞ」

「・・・神様?」



え、あの神様?



「うん、多分その神様かなあ」



「・・・まさか死に際に神様に会えるとはねぇ。」

「あ、そのことなんだけどね・・・実は、僕のせいで君は死んじゃったんだ。」

「・・・ん?」




ボクノセイデキミハシンジャッタンダ?




「・・・はあぁぁぁぁ?」

「あ、いや。君のこと、ずーっと見てたんだ。毎日毎日まーいにち。そしたら手元が狂って、うっかりね!・・・どうしたの?」



怖いわ



「いえ。なんでもありません。」

「だからね、異世界に転生させようと思うんです」

「ん?異世界?」

「そうそう。」



「・・・イセカイ?」

「うん」

「マジか。」

「うん。それでね、なんか希望とかある?」



「せっかくだもんね・・・えーっとね、やっぱ異世界といえば魔法とかだよね。それで無双したい!!!でねー、剣術もできるの!それで公爵令嬢とかだったらいいなー!あ、太りにくい体質とか!」



「うんうん」



「やっぱり容姿は可愛くなくっちゃね!白髪とか銀髪とか!それで、目の色がパステルカラーの薄紫とか?それで、魔法が全属性使えたりしてね!チートはみんなの夢なり!!!あと、神様が崇められている世界にしてほしいな。」



「うんうん。あとはなにかあるかな?」

「魔力を強くしてくだせぇ!」

「了解!」

「あと、海がある国にしてね!」

「よし・・・今から、転生を始めますよ」



「はい。」

「どうか、この世界では幸せになってください。僕達は。必ず君の味方でいます。」

「ありがとうございます。」




「どうか、良い人生を・・・」





────────────





とゆう記憶を先程思い出した



アリス・ガルシアです。


前世の記憶を思い出すとは思いませんでした



「アリス様っ!お目覚めになられたのですね!!」

「・・・ルーク?」



「はい!アリスお嬢様、一時期は死んじゃうのかと思いました!」

「主を勝手に殺すな・・・」

「すいません・・・」



この子はルーク・ミラーレス

ボクの一つ上だ。歳が。代々ウチに仕える家系なんだそう。可愛いよ。可愛い。

あー、かわい





「・・・ボ...私は、何日眠っていた?」



やべぇ、クセでボクって言いそうになった...




「3日です」

「3日・・・そう・・・うん...!?」

「どうかしましたか?」

「いや・・・」



そう、3日・・・うん...。

まぁ、普通に考えればそうよね。頭打ったし

でもさあ、3日は長すぎん?長いよ・・・うん

夢見てたせいもあるんだろうけどさー。

まだ、私は5歳だからなぁ・・・

うん、なんか中途半端な年に記憶取り戻したなあ

まぁ、この性格は記憶を取り戻す前から変わらないのだけど。



「・・・お父様とお母様は?」

「いつも通りです」

「そう・・・」

「あ、お見舞いにフォルテ殿下とカイン様が来てくださいましたよ!」

「んん!?フォルテ兄様とカインが?!」

「はい。花束を置いたらすぐに帰ってしまわれましたが、心配されてましたよ」



へぇ・・・あのフォルテ兄様がねぇ・・・



フォルテ兄様は従兄?である。

名前はフォルテ・ガルシア。

ガルシア国 第1皇子

いや実際、あまり血は繋がってないのではとこの方が近しいのだと思う。


カインはボクの弟で名前がカイン・ガルシア

こちらもこれといって血の繋がない。

血の繋がりなすぎるだろ。


お父様が養子にしたのだそう。

お母様はカインをあまりよく思っていないそう

でも、ボクは可愛がってる。血は繋がっていなくても、ボクに懐いてくれるし可愛い弟である。



「珍しいこともあるものね。ルーク、少しだけ出てて。すぐに呼ぶと思うから」

「Yes my Lady 」

「はい、私の淑女、ねぇ。」

「アリス様は賢いですね」

「まあね」




合ってた。

もしかしたらはい、私の婦人かと思った

でもね、前世で医学部通ってたんだからね!?

頭とか何気にいいんだからね!

これを言いふらせない悲しさと虚しさよ!


私!!頭!!!いい!!!

あ、でも友達が言ってたなあ

【あんたって頭はいいけど言動がおかしいよね】

なんて言ってたなあ。とても失礼なやつだった!

確か名前は・・・な、まえは・・・

・・・思い出せねぇ。ま、いっか



「うーん、顔はおかしくないね」

「強いて言うならのーみそですね」

「死ね」

「さーせん」

「はい、でてて」

「はい」



さて・・・転生したなぁ

神さまの言うとおりの容姿になってるし。


私の容姿は、純白なまっさらな髪。少し銀髪も混じっている薄く淡い綺麗な紫色の瞳

その少女は天使と言っても過言ではなかった。



えー、なにこれ可愛すぎじゃない?

前世とは比べ物にならないくらい可愛いー。

自画自賛じゃないよ?だって本当だもん。

・・・でも



「この顔つき・・・どこかで見たことあるような...」




...気のせいかな?

そうだ!気のせいに決まっている!

そしたら成り代わってるってことになるもんな!

だから気のせいだよな!うん!

さて、ステータスをみてみるか・・・




アリス・ガルシア Lv.5/公爵令嬢


HP:1000/900


MP:10000/10000


スキル

知識 言語理解 愛し子 魅力


魔法適性

9999


魔法属性


炎 光 闇 火 水 木 金 土 魔 聖 雷 毒 精神 空間 時

白 黒 召喚 精霊 占 神聖 創成 (全属性)


加護

精霊の加護

神様の加護



「チートじゃねぇか。強すぎる。

てか魔法適性カンストしてるよ・・・

というか、このスキルの愛し子ってなに...?

神様がおまけにつけてくれたのかな??

そして魅力とは・・・てか魔法属性多すぎ。

これで全属性かな?ふんふん。

・・・私最強すぎじゃね?お嫁に行けるかな?」


いけるよな。うん。

だって公爵令嬢のアリス・ガルシアだもん

すぐに婚約者とかできるよね?

でも色々とめんどくさいから婚約者とかはいらないな。

でもな・・・




「...うん?公爵令嬢の、アリス・ガルシア・・・あ!?」



そうだ!思い出した!

ここは前世でやってた乙女ゲームスタマジ☆の世界だ!



「どうりで見覚えがあるはずよね・・・フォルテ兄様も、ルークもカインも...ボクも」



攻略対象&お助けキャラ...そして悪役令嬢なんだもの



そして私は



「ヒロインの邪魔をする悪役令嬢の・・・アリス・ガルシアァァァァァァ!?」



そして外に待機していた使用人、ルークがアリスの叫び声を聞いてやっぱりのーみそがおかしいのか・・・と思ったそう



そして使用人の間ではお嬢様が頭を打っておかしくなった、と囁かれるようになった

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