2/2
2人目
2人目は思い出
私はあなたを振った。
私は可愛いの。
この美貌。鈴のような声。花のような香り。
仕草や動作まで。
全てあなた好みの、作り物のわたし。
必死にがんばった。
痩せて、整形して、メイクやお洋服を研究して。
あなたにとっていちばんの女の子になるためにね。
あなたは、私をみてくれた。
わたしが1番可愛くて大好きだと言った。
あなたはやっぱり外面しか見てないんだなって。
中学1年生の頃、私はあなたに告白した。
相談に乗ってくれて、私を受け入れてくれるあなたが好きになって。でも、あなたは
ごめんね。他の人と幸せになって。
といった。
その後、聞いちゃったの。
あの女、勘違いしたっぽくてさ。ちょっと優しくしてやっただけなのに
って友達と話しているのを。
だから、私はがんばった。
大好きで、大嫌いなあなたのために。
中学1年生の頃の、自分のために。
いちばん嫌な思い出の中の女の子になるために。
見てくれてありがとうございます。




