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1人目
1人目は排泄
私は好きな人のいちばんになった。
ある日、とっても良いことを思いついたの。
好きな人の目の前でいちばん嫌な死に方をしよう。
いちばんの、忘れない思い出に。トラウマに。
記憶になろう。
貴方の目の前で首を切って、死んだ。
ああ、私の血に染った貴方が最後の景色だなんて。嬉しくて、嬉しくて。
ここはとあるトイレ。貴方が入っていったトイレの扉をピッキングして開けたの。
カチャリ、という音が鳴って、私は扉を開けて中に入った。
貴方と目が合ったの。嬉しい。
貴方は怯えた目をしていたの。
だから、貴方の傍まで歩いて、
愛しています。と伝えて。
ザシュッ。プシャッ。ビシャッ。
真っ赤な思い出を植え付けたの。
生活に不可欠なこの場所で。
貴方はこれからずっとトイレを見る度に、使う度に私を思い出してくれる。
フラッシュバックして、苦しんでくれる。
私がいちばんの記憶になるの。
あわよくばそのまま衰弱して。
こっちへ早くきて。ずっと待っているから。
見てくれてありがとうございます。




