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パラグラフ 43
魔物に襲われ重傷を負った【あなた】は、村に戻る体力も方法もなく、森の中をさまよい、なんとか汚染源の廃鉱山へ辿り着きました。
体は痛み、意識はぼんやりし、もはや正常な判断はできません。護衛の不在が招いた物理的な敗北です。
しかし、目の前のひび割れから漏れ出す鉱毒を見て、あなたは最後の知識への「信じすぎ」に駆られます。
「私がやらねば、村は滅びる」という焦りと、極度の絶望から、「この構造物を破壊し、流れを迂回させれば、村は救えるかもしれない」という非科学的で危険なアイデアを思いつきます。
それは、知識という自分の唯一の武器が、身体的な限界の前では無力だったことへの軽いパニックゆえの誤った選択でもありました。
あなたは、ただ力を振り絞って構造物を破壊しようと試みます。
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