140話 十三滅界陣の発動
5話完結「ガチゴミスキルの俺が世界を変える」書きました、読んでくれたら嬉しいです。
5月11日中に全話出ます
アメリアの蹴りを受けたマジャホの腹部が、不自然に収縮した。
「……なっ!?」
次の瞬間、鈍い衝撃音が響き、
腹部の魔力が弾け飛ぶように破裂した。
聖魔力を帯びたアメリアの蹴りが、内部の術式を狂わせたのだ。
「ぐああああ!!」
マジャホは苦痛に顔を歪め、空中でよろめく。
クラリッサが冷たく言い放つ。
「やったわね」
マジャホの身体は満身創痍だった。
だが、その目にはまだ狂気の光が宿っている。
「……くそどもが……!
こうなったら……!」
マジャホは片手で複雑な印を組み、叫んだ。
「十三滅界陣!!」
その瞬間、マジャホの背後に巨大な黒い円盤が出現した。
円盤には時計のように「1」から「13」までの数字が浮かび上がる。
アメリアがすぐに殴りかかるが──
「効かない……!?」
拳は確かに当たっているのに、マジャホには一切のダメージが通らない。
代わりに、黒盤の数字の「1」が静かに消えた。
バックスの念話がクラリッサに飛び込んでくる。
(クラリッサ! そいつは“十三滅界陣”だ!
発動中はあらゆる攻撃が効かない……!
そして数字が全部消えた時、マジャホの命と引き換えに大爆発を起こす!!)
クラリッサは息を呑んだ。
(……なにそれ!!
どうすんのよ、そんなの!!)
黒盤の数字「2」が淡く揺れ、今にも消えそうに光っている。
カウントダウンは、もう始まっていた。




