表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
婚約破棄された令嬢、辺境でドラゴンを育てる  作者: 木挽
アメリア・エルミナール

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

170/175

第69話:眷属の鎖


ビショップの叫びが森に響き、

バックスは目を閉じたまま――にやりと笑った。


ビショップは手を震わせながら立ち尽くす。

「……なぜだ……殺せない……!」


バックスは喉の奥で笑う。

「……クックック……」


「笑うな!!」


「悪ぃ悪ぃ……理由は簡単だ。

お前が俺の眷属になったからだよ」


ビショップの目が大きく見開かれる。

「……へっ?」


バックスは肩をすくめる。

「さっきお前の血を吸った。

つまり――お前は俺の眷属だ」


「な、なんだと……!」


怒りで震えるビショップ。

だがその身体は、眷属化の影響でバックスに逆らえない。


バックスは遠くを見るように顔を上げた。

「おっと……やっとお呼びがかかった。

じゃあな、俺の美しいペットちゃん」


次の瞬間、

バックスの身体は霧のようにほどけ、

その場から消えた。


ビショップは取り残され、叫ぶ。

「……おい! 消えた!?

どこに行った!

私を置いて行くなぁぁぁぁぁ〜!!」


---


■ 血の布から現れる影


アメリアが地面に置いた血の布が、

赤い光を放ちながら揺らめいた。


その中心から――

バックスが霧のように現れた。


アメリアは目を輝かせる。

「おお〜! ホントに現れた!」


クラリッサは興味津々で覗き込む。

「どんな仕組みだ……?」


バックスは肩を回しながら言う。

「……なかなかのタイミングだったな。

しかし……」


視線の先には、

ゴブリンたちの死体の山。


「……派手にやったな……」


アメリアが胸を張る。

「ビショップ、だっけ? 倒したの?」


バックスは苦い顔で首を振る。

「……いや、強すぎて……殺されかけた。

戻ってくる前に逃げるぞ」


アメリアとクラリッサは顔を見合わせ、

同時に頷いた。


戦いはまだ終わっていない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ