表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
婚約破棄された令嬢、辺境でドラゴンを育てる  作者: 木挽
アメリア・エルミナール

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

162/168

第61話:決意と囮



バックスは草陰からビショップを見つめ、低く呟いた。

「……ビショップはヤバイ」


アメリアは拳を握りしめ、バックスを見上げる。

「バックスさん……おとりになって、そのビショップって奴を引きつけてほしい」


バックスは眉をひそめた。

「……で、どうすんだ?

お前らだけでこいつら全部やるつもりか?」


アメリアは迷いなく頷いた。

「……うん。もっと強くならないと……

エルミナを救えない。もとに戻せない。

もっとレベルを上げないと……!」


クラリッサもアメリアの肩に手を置く。

「……アメリア……うん、私ももっと強くなる!

二人でやろう!」


バックスは二人の決意を見て、ふっと笑った。

「……なるほどな。よくわかった。

ビショップは俺が引きつける。ただし――」


バックスはコートのポケットから、

血の付いた布切れ を取り出し、アメリアに渡した。


「ヤバくなった時……

もしくは全部倒した時……

これを地面に置いて俺を呼べ。

すぐに駆けつける」


アメリアは布を握りしめ、力強く言った。

「全部倒して使うよ。絶対に!」


バックスはフードを深くかぶり、背を向ける。

「……じゃあな!」


その瞬間、

バックスの身体は闇のように跳ね上がり、

ビショップのいる方向へと飛び出していった。


アメリアとクラリッサはその背中を見送りながら、

静かに息を整えた。


二人の戦いが、ここから始まる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ