空を翔ける

竜と魔法が存在する世界の和洋折衷ファンタジー。
空軍には竜と人のペアで飛行隊が編成されており、飛行能力をもつ魔法生物の討伐、災害救助、領空侵犯への対処などを担っている。
その空軍に新設された第７飛行隊は、機械機器の実証実験や特殊な騎乗者の訓練を担当する。
第７飛行隊に所属する竜とその騎乗者の日常を描く連作短編。

「浪漫飛行」
史隆の目の前で、従兄弟の総一朗が竜から指名されてその騎乗者になった。笑顔で見送り、幼なじみの一人は去る。
そして４年後、今度は自分が指名を受けた。それはもう一人の幼なじみである婚約者の瞳子を置いて、自分が去ることを意味した。



以下は、万が一にも勘違いされないよう、念のための注記です。
＊この話の中では王家と華族が女系ですが、
＊これは単に現実の日本とはなるべく異なるように設定しただけです。
＊フェミニズムやらポリコレやらは関係ありません。