第193話3大呪い
誤字脱字、矛盾点などがございましたら教えて頂けると幸いです
ドン!
「秘宝を奪え!」
「敵襲!!秘宝を守護しろ!!」
突如として人食い種の村に襲撃が来る
「セレス、レアアイテムだけ奪うぞ」
「・・・」
「セレス?」
返事が無い。気配もない。セレスが後ろから消えた
(無理やり取って、一点集中で上までジャンプして水晶の心臓だな)
透明化しながら、走り出す
「誰かが秘宝に近づいているぞ!!」
(気づかれた)
「それは俺たちのだ!」
パシュパシュ!!
クロスボウの矢が、やみくもに飛んでくる
「影の衣」
「それに触れるな!!呪われるぞ!!」
「あ?」
その言葉は遅く、掴んだ瞬間見たことがある、テキストが目の前に出てきた
呪われました
「ッチ!一点集中」
透明化が解除される。足に意識を集中する
「返せ!」
「じゃあな」
空へと飛ぶ。そして心臓を鼓動させる
「まーた呪われた。ノロ、効果を確認するぞ」
「主よ。その呪いは我知っとるわ」
「何を知ってるんだ?」
「杏夏が読んでた本に合った。世界3大呪いの一つだ」
「3大呪い?」
「血のアミュレットって名前で、効果は血を流せば流すほど、様々な効果と呪いを受けるって書いてあったな」
「これ手にくっつくタイプじゃないけど、ずっと手元に戻ってくるな」
血のアミュレットが落下しては、手に戻ってきてを繰り返している
「今解析は出来た、人の血を自分の血にするか、自分の魔力に出来るみたいだな」
「再演の指輪の呪いと相性がいいな。指輪の効果で魔力溜めれないし」
「呪いの方は、、言葉にするのが難しいんだが、吸血鬼になるみたいだな」
「もっと詳しく」
地面まで落下しながら、黒短剣ノロの話を聞く
「時間が経つごとに血を求める様になり、体が強固になるって書かれてる」
「まあ、吸血鬼に近いな。人食い種かも知れんけど」
「呪いが古すぎて、古文解読してる気分だな」
ドン!
地上に落下する
「杏夏、全員無事か?」
「無事です」
(あぶな、踏みそうな距離だな)
思ったりより近くにいた杏夏に内心驚きながらも、全員の無事を確認する
「襲ってきたプレイヤー?は今何をしてる?」
「とりあえず人食い種を倒してますね。それと村田さんが一匹捕まえてきました」
「どこに置いてる?」
捕まえた人食い種に案内される
「マスターこいつどうします?」
「うーん?」
気絶している人食い種の顔を、ジロジロと見る
「お前どっかで見たことあるな」
「そうなんですか?」
「セレス、こいつの顔知ってる?」
「知らん。雑魚の顔は覚えてない」
「・・・あ!セレスお前途中どこ行ってた」
何事も無かったかの様に立ち振る舞っているセレスに、どこに行っていたかを聞く
「・・・レアアイテムが怖くて」
「ああ、これ?」
恥ずかしそうに話すセレスに、血のアミュレットを見せる
「!」
セレスは猫の様に驚き、どこかへと飛んで行った
「・・・まあいいや。これをどこで拾ったかも、こいつに質問するか」
気絶している。人食い種を叩き起こす