第177話異名の由縁
誤字脱字、矛盾点などがございましたら教えて頂けると幸いです
「殲滅完了しました」
「結局自分も手伝ったが、まあいい。結構休息できた」
「やっぱりマスター疲れが限界ですか?」
「何故いま聞く?」
ステラは不思議そうな顔で「表情が無くなってますよ」と言った
「・・・マジか、脳がそこまでリソースを割けなくなってきたな」
「今日はもう休むのはダメなんですか?」
「ダメだ。対策が異様な早さで進んでる時に、半日もいなくなれば対策は完成する」
「そうですか」
「進むぞ」
足を進め、最後の国、聖国を滅ぼしに足を進め始めた
「神様、死の神の使徒候補が、聖国に向かって動き出しましたよ」
「あっそ」
関心がない神様を放置し、聖国を滅ぼすことが出来るのか観察を始めた
「この人物は俺を殺す可能性が一番ありますよ」
「・・・それは気になるな」
いつの間にか背後に現れた神様が興味を示す
「私の最高傑作の君が殺されるとなると、興味がわき始めたよ」
「本気で戦って負けそうになりました。スキルは本気を出してなかったですが」
「ほう、、隙間を開けろ、私も観察する」
「どうぞどうぞ」
隙間を開け、その隙間に神様が座る
「盛大な歓迎だな」
聖国が目視できた辺りで、優に数十万人を超える兵が隊列をなしていた
「・・・」
思考を巡らさ、突破方法を模索する
「杏夏を呼ばないと突破は無理そうだな」
「呼びますか」
フレンド欄から電話を掛ける
「はいはい、雫さん何用ですか?」
ワントーン声が高くなっている杏夏の声が響く
「こっちまで来れるか?」
「座標さえ教えて貰えれば一瞬で」
座標を送ると3秒ほどで杏夏がワープしてきた
「・・・大丈夫か?」
「大丈夫ですよ。ハハハ!」
「めっちゃマスターに似てますね」
(寝不足か?)
「何をすれば?」
「隕石を落としてくれ、2発」
「もっと威力出る奴落としますよ」
杖を取り出し、軍隊の方を向くと詠唱を始めた
「これヤバいな」
肌がピリつき、直感が囁く
「副マス!?この魔法不味いですって!隠す予定では!?」
杏夏の周りに何十個の魔方陣、魔術陣が現れる
「アハハハ」
軍隊の上に巨大な魔方陣が現れる、2重で
「最強最高破壊」
不敵な笑みを浮かべながら、詠唱を続ける
「魔法使いの頂点を見せてやる」
背から天使の翼、頭に天使の輪っかが出現する
「エンドレス」
始めの魔法は雷だった、2秒経つと炎、その2秒後に氷、どんどんと撃ち落とされる魔法が増える
「ハハハハハ!!!!ぶっ壊れろ!」
一発目が放たれている途中で、2個目が発動された
(首都には被害は出てないな。バリアがあるからか、だが軍隊には尋常な被害が出てる)
杏夏の隣に行き、指輪の力を発動する
「どうせなら3回発動するぞ。再演だ」
「再演だ再演だ再演だ」
1発目2発目がまだ発動している途中で、倍プッシュとばかりに3発目を発動した