第176話資格はない
誤字脱字、矛盾点などがございましたら教えて頂けると幸いです
「テヤァ!」
「邪魔」
「血嵐」
「ぶっ壊れろ!」
爺をいなしながら、地面を強く踏む
(壊れすぎて、効果薄いな、心得バフもダメージ食らったから解けたし、雑魚はどこだ?)
「いた」
堂々と目の前で目を閉じる
「飛燕の一撃」
ドッポン!
「魚!?」
魚が現れた瞬間、別の場所で悲鳴があがる
「ヒャア!」
「動くな。発動同族嫌悪」
半径1キロの範囲の同族をロックしました
「足だな」
右足のふくらはぎを短剣で軽く刺す
「え?え?」
刺された本人にはダメージはない。だけど
「うがぁ!」
「いたぁ!」
他の奴ら全てはダメージを食らっている
「そのガスマスク、外そうか」
「ダメ!ダメ!」
抵抗も虚しく、ガスマスクが外される
「コヒューコヒュー」
「・・・」
急激な呼吸困難でバタバタと人が倒れ始める
「ネズミ」
「チュチュ―」
ネズミたちが集まり、病魔が重複して発症する
そして少し時間が経つと
「うん。ほとんど死んだかな?」
(後は副騎士長?だっけかだけだな)
「神よ。わが命を捧げます。奴に殺された!全ての人に祝福を!」
「あ?」
死体が光り輝き、蘇生される
(ヤバい、同族嫌悪の効果時間が切れる、流石にスキレベ1運用は無理か)
とりあえず同族嫌悪を発動した子の、命を奪い、急いで距離を取ったが
「バードアタック!」
「テヤァ!!」
「レインボーアロー!」
同時に現状一番火力が出る技を各々放ってきた
「虫ども!」
「ぷぎゃー!」
散らばっていた虫どもが壁になり、盾になり、自分を守る
「貫通しろ!」
虹色の矢が虫を貫通し、龍桜雫に届く
一歩手前で龍桜雫のあるスキルが回復した
「!」
パリン!
一瞬の隙を突いた全力の攻撃は、一つのバリアによって防がれた
「ハハハハハ!!資格がなかったようだな!」
「もう一度!チャンスを、、」
バードアタック娘は、胸を貫かれる
「えーマスターの無事を確認、もう一度言う、マスターの無事を確認」
「龍桜雫と同じ容姿?」
「ステラか、助かったよ。数が如何せん多いし、しぶとい」
(何故自分の容姿は知られてないんだ?結構写真とか動画を取られたはずだが、帽子のせいか?ステラの前に現れた時は死体から奪った、仮面てかガスマスクを着けていたが、、)
「遅れました。病魔耐性のスキルを作るのに手間取りまして」
「他のギルド員は来ないだろう」
「そうですね。戦いの邪魔は出来ないとのことです」
唖然としている敵を放置し会話を続ける
「まあ呼んだら一瞬で来るから問題ないか」
姿をいつもの姿に戻す
「あ!」
「災害!」
後ろの方で何人かの声が聞こえる
「病魔と災害は同一人物だったのか、通りで行動が似ていた訳だ」
プレイヤーの一人がそう言う
「ステラ、全員殺せ」
「はい」
命令を出し、自分は休憩を始める
(今日は脳を使いすぎた、というかもう一回脳を酷使することが起こりそうだから、しっかり休ませないと)
「ふー、、しんど」