第169話媒介
誤字脱字、矛盾点などがございましたら教えて頂けると幸いです
「ハハハハ!」
「カハ!」
病魔で弱らせ、動けなくする。それでも挑んでくる奴には死を与えながら、町を破壊していく
「ぶっ壊れろ!」
強く地面を踏むだけで、周りの建物が崩れ、崩壊していく
「ネズミ?いや虫か」
「チュチュ」
死肉を貪り、病魔を媒介する虫が誕生している
「虫ネズミ、伝言だ。町の破壊もしておけと伝えろ」
「チュチュチュ―」
「フー、、」
「カア!」
ガキン!!
「・・・どっかで見たことが爺だな」
後ろからどこかで見たことがある爺が、不意打ちを仕掛けてきた
「テヤァ!!」
「死ね」
バキバキバキっと骨が折れる音がしながら、爺が絶命する
「双子かねぇ」
「いたぞ!病魔だ!」
「先手必勝!!」
「あ」
グッシャァ!!
人が潰れる音が響く
「スキルレベルアップだ」
「フ!」
カキン!
もう一人の犬獣人に攻撃される
「ガッチガチな装備だな!貫通するから関係ないが!」
犬獣人のレイピア?を弾きながら、近づき短剣を突き刺す
「うーん?病気防ぐ装備か」
「いってぇ!」
「蝕め」
レイピア使いの体が黒ずみ、声を出さずに塵となる
「ッチ、犬のドロップアイテム落ちんかった」
【収集癖】を発動し、周りのアイテムを引き寄せる
「ページ2クトゥルフの呼び声」
素材が溜まった為、事前に設定を作っていたスキルを生成する
「・・・龍の瞳、次の標的」
突如直感が囁き、【龍の瞳】使用した
「・・・・一点集中」
高く飛び【水晶の心臓】で標的の場所へと移動する
「ボス!病魔がこちらへ飛んできています!」
「はぁ!まだ物資の移動すら終わってないぞ!」
「数分後には拠点に到着します!」
「全員戦闘準備!!領主様にも連絡しろ!」
「リミットオーバーだけじゃないのか!狙うのは!!」
ドォォォン!!!!
「・・・」
病魔が着地した
「全員マスクを装備しろ!!」
「ぶっ壊れろ!!」
城門、建物が崩れる。揺れでマスクが拾えない
「ハハハハ!!耐震の対策をした方が良かったな!!」
「耐えれる病魔を引いた!」
顔がとてつもなく赤くなっている、プレイヤーが斬りかかってきた
「ハハハ!梅干し野郎!!」
「ゴホゴホ!時間はギリギリ、上等だ!!やってるやる!!」
「ネズミ」
「チュチュ―!!」
どこからかやってきた、ネズミが襲い掛かってくる
「あ?」
視界が歪む
「このネズミが持っている病気には、耐えれなかったようだな」
「はぁはぁはぁ」
心臓の鼓動が早まる、体がピクリとも動かない
「あ、マップ見っけ」
大事な拠点を物色されているのを、歪む視界の中見続けた
「聖国?病気の耐性高そうだから後回しにして、これからこう行けば全部の町回れるな」
「チュチュ―」
「ここの物資探すの面倒だな。虫ネズミ、伝言でここの物資集めろって伝えろ」
「チュチュ―」
「フー心臓の鼓動も遅くなってきたから、もっかい飛ぶか」
足に意識を集中させ、高く飛んだ
虫ネズミ
容姿はネズミだが、目がトンボの目
従来のネズミよりも免疫が高く、虫とネズミ両方に効く病気以外深刻にならない
トンボの翅を生やすことができ、高速で空を飛べる