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第162話脱走

誤字脱字、矛盾点などがございましたら教えて頂けると幸いです

「ただいま戻りました」

「おかえり」

帰ってきたステラを横目に、救済の剣を眺め続ける

「・・・綺麗な剣ですね」

近くに来て眺めるステラ

「そうだろう。物語に出てきそうな剣だから、結構好き」

「マスターは勇者とか、正義の味方が相当好きですからね」

「正義感強い人はめっちゃ好き。倫理観無い奴も好き」

ガッシャン!!

「ステラ、逃げた奴は殺せよ」

「了解」

檻が壊れたと思われる音が響く

「短剣、この武器使うことを許してくれよ」

「許そう。この武器は使わないと勿体ない」

その後救済の剣を眺めていると

「なんか逃げてるな」

ワイバーンに何者かが乗り、脱出しているのを発見した

「ミラ!」

足に意識を集中させ、高く飛び、ミラの背に乗り追いかける

「ゲ!病魔!」

「人の縄張り荒らして、生きて帰れると思うなよ」

鎖を放ち、ワイバーン乗りを引きずり落とす

「長すぎだろ!」

「じゃあな」

救済の剣を振り下ろす

「グギャ!」

ワイバーンが身を挺して主を守る

「優秀だな、あのワイバーン」

「ミロ!大丈夫か!」

(本体は無能だが、ワイバーンは優秀だな。本体こっちを一切警戒してないぞ)

「ミラ、頭をあげろ。動きを止めろ」

対物ライフルを取り出し、ミラの頭の上に先端を置く

「ミラ、衝撃と音が凄いと思うから、気を抜くな」

(初めて撃つが、これであってるんだろうか)

ドン!!!

体が後ろへ吹き飛ぶ

「反動つっよ」

「ガガガ」

ミラのゲラゲラとした笑い声が聞こえる

「あ!当たってる!」

見事命中し、ワイバーンが海へと落下していく

「ミラ、近づけ」

「グオ!」

嬉しそうにミラは近づく

「ミロ!ミロ!」

海上で悲痛な声が聞こえる

「死んだか?ワイバーンは」

「おまえ、よくもミロを、、」

「ミラ、ワイバーンを回収して帰るぞ。ヤドに渡せば性能そのままの虫が作れるかも」

ミラの足がワイバーンを掴む

「やめろ!離せ!」

素手でミラの足を殴るワイバーンの主

「早く自殺して、もっかい仲間連れてきた方が現実的だぞ。じゃあな」

「離せ!離せよぉ!!」

主を海に放置し、ワイバーンを連れて帰る

(殺してもすぐリスポーンするだろうから、放置した方が時間は稼げる。多分)

「グオオ」

機嫌よくミラが飛ぶ

「あれ?倒せましたか!」

杏夏がこちらへ来る

「倒してない。海に放置してる」

「じゃあ大丈夫ですね」

「あいつはどうやって逃げたんだ?」

「ワイバーンが突撃してきて、檻を破壊してスキルを使用されて、私が動けなくなり、ごちゃごちゃになった後に逃げられました」

「動けない?」

(杏夏が動けないスキルってなんだ?)

「痛みで一切動けなくて」

「痛みを発生されるスキルか、そういえば言ってたね。痛みに弱いって」

「はい」

しょんぼりしている杏夏と一緒に島に戻った


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