第148話大海原
誤字脱字、矛盾点などがございましたら教えて頂けると幸いです
「龍の瞳」
スキル【龍の瞳】を発動し、秘宝の方向を探し出す
「・・思ったより近くにあるな。というか秘宝結構固まってるな」
「グオ!」
ミラが急に叫んだので、目を動かしながら周りを確認する
(なんか近くでクッソ早い何かが飛んでる。蠅並みに早いぞ)
「全速前進だ!ミラ!」
「グオ!」
ミラが最高速度で飛び始める
(なんか速度上がったか?スキル欄は、、スピード上げるパッシブと防御力上げるパッシブが何個もあるな)
「グオグオ!!」
(まだ蠅飛んでるな)
「ミラ、翼を大きく動かせ、ワンちゃん当たるかも知れん」
「ガオ!」
ミラが大きく翼を動かすと、プチっと何かが潰れた音が聞こえた
「・・今なんか潰れたな」
(うん?もうそろそろ、秘宝の近くに着くな)
【龍の瞳】が示す場所にもうそろそろ着きそうだ
「海?」
下を眺めると、大海原が広がっていた
「このゲーム広すぎるだろ、、海まであるんか」
視点変更
「博士、龍桜雫が海に到達しました」
「称号は手に入れたか?」
「短剣の呪いで手に入れていません」
「短剣の呪い効果は、時間経過でどんどん強力になっていくから、秘宝全部集めきる前に全力を出してくれれば」
博士は頭を抱えて悩む
「もう一個はまだ、発動しないと思うが、秘宝の方が問題だな」
「全部集めたら、神に匹敵する力を手に入れられる、称号を入手でしたっけ?」
「そうだ。君はまだそこまでの権限が無いから、詳しくは話せないがね」
「それと、龍桜雫がギルド長の黒桜の花園が急激に成長しています」
「前からじゃない?」
「いえ、それ以上に成長しています。理由としてはいつも働いてなかった上位陣が働き始めてますね」
「・・・龍桜雫が原因と言うかモチベをあげたんだろうが、最近危ないプレイヤーが多すぎるな」
「その危ないプレイヤーの一人である。暴虐の九連が黒桜の花園に入りましたね」
「もー、嫌になる。ただでさえ龍桜雫にメインストーリーぐちゃぐちゃにされてるのに」
博士は目に手を当て、天を見つめる
「どこからへんが、ぐちゃぐちゃにされてるんですか?」
「これもあまり話せないが、勇者関連がぐちゃぐちゃにされてるね。それと秘宝」
「あそこで覚醒では?」
「覚醒の仕方が違うのよ。魔女と疑われた少女を救って、勇者になるはずが、、」
「また悪い報告ですが、杏夏ネフルが魔力ランク12に到達しました」
「あいつバケモンだろ!なんであんな早くランク上げれるのよ!2年後に一人出るって予想だったのよ!」
「人の力は恐ろしいですね」
「・・今何時だ?」
「昼の3時ですね」
「博士に会ってくる」
「行ってらっしゃい」
博士を見送り、上に提出する報告書の作成に取り掛かった