第144話暴虐の九連
誤字脱字、矛盾点などがございましたら教えて頂けると幸いです
「九連、、お前はまたやりすぎた」
「そうですか?全盛期のあなたなら余裕でしてましたよ」
「過去と今は違うぞ」
「なんだよこの死体の数」
色々な種類のモンスターの死体が、禿山を埋め尽くすほど落ちている
「全盛期って言い方も嫌いだわ、あれには理由が合ってやったんだよ」
「そうなんですか?」
「というか、お前の感情の切り替え怖いわ。俺の記憶が正しかったらさっきまで豚可愛がってたよな」
「待ってる間暇だったんで、食べました」
無垢そうな表情で、凄いことを言い始める
「ああ、もう食ったの、、」
(こいつうちのギルドに入れて監視するか、万が一うちのギルドに被害出たら嫌だからな)
「いたぞ!暴虐だ!」
討伐しに来たと思われる。集団が現れた
「おっと、俺は隠れないと」
マントの効果を使い、姿を消す
「・・・邪魔だ」
次の瞬間、集団は消し飛んだ
「落ちろ」
グシャ!グシャ!グシャ!
どんどん集団にいた人達が落下してくる
「暴虐九連、副ギルド長の命令により、貴様を倒す」
(次から次へと人が来るね)
顔を見えない全身鎧の人物は、命令書?を読み上げた後に攻撃を始めた
「浮き上がれ」
「グラビティ」
(指輪が光ったな)
全身鎧は指輪の力を使い、自分自身に重力をかけ浮かされないようにしている
「ウザイ、おぇ」
九連は自分の口に手を入れたと思うと、口から長い剣を取り出した
「体積に合ってないだろう」
「おぇ」
(あ、スキル思いついた)
「ゴホ、剣で斬る」
ガキン!ガキン!
「曲がる斬撃!」
盾で防いだと思ったが、鎧に剣が直撃していた
「・・・・怪しいなお前」
「こんな鎧着てるからな」
「私相手に何故単体で挑んでくる?そこまでの腕前も無いのに」
「まだ俺が手加減してる可能性は?」
「そんなこと考えてたら、埒が明かないからそんな考えは想定に入れてないぞ」
(自分でも分かるが、絶対に伏兵か、遅れて人が来るだろうな)
「作戦を持ってる奴相手に、本気でやるつもりはない。危ないからな!」
煙玉を地面に叩き付け、煙が発生する
「待てよ!逃がさないぞ!」
ジャラジャラ!
煙の中で鎖の音が響く
「ウザイ!ウザイ!」
(九連の仮面の方が出て来てるな。余裕が出来てるってことか?)
「バトルスマッシュ」
「反射」
煙で見えないが、手斧攻撃を反射したようだ
「煙が晴れて来たぞ。そこがお前の命が落ちる場所だ」
「すまんが、まだ死ぬつもりはない。会いたい人がいるんでな」
「死ぬフラグじゃなねぇか」
煙が晴れてきたと同時に火球が飛んでくる
「リーダー無事!?」
「生きてるぞ!」
仮面を付けた3人組が来たようだ
(弓使い、魔法使い、前衛系の奴、バランスがいいね)
「後もうちょっとで攻撃隊長が来るらしいけど」
「信用はしないぞ!あの人来ないからな!」
(話してるのはいいが、九連なんか溜めてるぞ)
「うるさいぞ、お前ら」
九連の体が光る