第140話進化の光
誤字脱字、矛盾点などがございましたら教えて頂けると幸いです
「死に至れ!」
「遅いぞ小僧!もっと右手を当てる努力をしろ!」
「短剣を使わせろ!」
「ダメじゃ!」
「クッソ!素手でドラゴン狩れるわけないだろ!」
ログインした瞬間に、謎の爺に捕まり素手でチビドラを狩ろうとしている
「グオオ!」
「うるせぇ!剣舞回復薬想像」
攻撃力を2倍にする【剣舞】と基本的な回復薬なら何でも作れる【回復薬想像】を使いながら
何とかチビドラに食らいついていた
(モンスターは制限時間が怖すぎるから使えん、クッソ短剣に依存してる戦い方なのにそれ奪われたらキツイって!なんかのイベントと思ったらクソゲー強いられるしよ!)
「セレス!こっち来い!」
「何?」
すぐ隣へ着地するセレス
「融合7、3」
混ざり合い、輝く
「フン!」
パン!
たった一発でミニドラの頭が吹き飛んだ
「よーーし!!」
(セレスめっちゃつえぇ!!)
融合状態を解除する
「おぇ、、」
セレスは物凄く気分が悪そうだ
「貴様、そのスキルは強いだがな、儂が言ったこと出来てないじゃないか!!」
「勝てるか!あの加護思ったより弱いねんぞ!鱗一枚壊す程度ってどういうことやねん!!」
「そこを何とかするのが貴様じゃろう!」
「出来るか!せめて違うモンスターにしろよ!!小さいとは言えドラゴンだぞ!!」
大声で抗議し、特に怒ってないが怒ってるのを装う
「何故主神はこの様な者に、、」
爺は頭を抱えている
「はぁはぁ、ウ!」
「セレス、大丈夫か?」
「うぐぅぅ」
(なんか地面黒いな)
「まさか!これは主神の加護だ!小娘にも付けたのか?!」
「・・・爺、これ俺の加護吸われた説ない?」
爺はこっちに急いで振り返り、自分の手を見ると
「加護が消えとる、、こっちの小娘は」
「加護だとしたら、体に合わなくて苦しんでるんだろうな」
爺の顔を見るに、本当に加護がセレスに移った様だ
「うぐぅぅ」
「ど、どうすれば、、主神に聞くのには時間が掛かりすぎる」
「ふーむ、、セレスー飲め」
短剣の刃に手を当て、血を出す
その後セレスの口元に手を持っていく
「ジュルジュル」
動くのが辛いはずなのに、頭をあげ血を吸いだす
個体名【暴食姫】セレスが進化条件を達成しました。進化します
「あ?」
突如セレスが光出す
「これは!進化の光!」
「なんかおもろいことになってるな」
「神様じゃないですか、暇つぶしですか?」
いつぞやの手を出現した
「なんか我の加護吸われてない?これ変な進化になるぞ」
「まあ素が変だから大丈夫だと思いますよ」
光が収まる
「・・・なんか背が高くなったな」
セレスの容姿は、元々の黒髪は短髪から長髪になり、背は180はあるんじゃないかと思うほど高く
後は凄くムキムキ、男性だったら服がパッツパツになってるだろう
「右手使える?」
「使える。死の力が分かった」
「やっぱ加護で魔力回路ぐちゃぐちゃになってるな」
神様が何か言ってるが、セレスは無視し地面に手を当てた
「死に至る」
地面が黒ずみ、柔らかくなる
「これ我の加護じゃないな、混ざってスキルとして吸収されたな」
「威力上げる為に加護つけてあげたら?神様の暇つぶしに最適な人材だぞ」
「そうするよ」
神様の嬉しそうな声を聞きながら、セレスの性能を確かめた