第132話勇者の誕生
誤字脱字、矛盾点などがございましたら教えて頂けると幸いです
「・・・」
「雷鳴よ」
バチバチバチ!!!
剣に精霊の雷を纏わせる
「周りを囲め!逃げられないようにしろ!」
「ハ!」
「お前は走って援軍を呼べ!」
「分かりました!」
パン!
「どうせ援軍は来るだろ。町中なんだし」
撃った、なんの抵抗もなく人の命を奪った
「貴様!」
「落ち着け!」
騎士隊長に止められる
「怒りで我を忘れるな!慎重に冷静に行動しろ!今やるべきことを忘れるな!」
「ふぅー、、落ち着けました」
落ち着け、俺がすべきことはこいつを殺すことだ。無駄死にすることではない
「ステージ2」
奴の言葉と同時に生暖かい、気味の悪い風が流れてくる、突風は生暖かい風が流れてくると同時に無くなっていた
「嫌な予感がするぞ、、」
「大将軍のリンゴ、剣舞、スマッシュ、ダッシュ多段ジャンプ」
リンゴが出現し、剣が舞ったと思うと、数秒で騎士の半数が居なくなった
「早くしないと全員死ぬぞ」
「雷鳴の共鳴!」
剣から体へかけて雷を纏う
「スピードアップ!パワーアップ!」
ネルがバフを俺に対してかけてくれる
「何がなんだか分からないけど!頑張って倒して!」
ネルは混乱しながらも、さっきの攻撃で負傷した、騎士達を助けに走った
「種族狩り」
ガキン!!
「隊長さん!」
「話は終わったか?早く奴と戦ってくれ、、右腕がおしゃかだ」
騎士隊長の右腕は、曲がってはいけない方向に曲がっていた
「分かりました!」
パリン!
「ク!」
何かを割ったと同時に、剣が弾かれた
「やるやん。じゃあ死ね」
黒色の何かが飛んでくる
「フン!」
「しぶといな、隊長さん」
騎士隊長が俺を庇い吹き飛ばされ、壁に激突する
「サラマンダーブレス」
体勢を立て直したと同時に、サラマンダーブレスを放った
「よ」
「避けたってことは、あのバリアは消えたってことだな」
バチバチバチ!!
「雷鳴よ。奴を葬れ」
バッッチン!!!
剣から放たれた雷が奴の体を貫く
「・・・・生きてるのか」
「モンスター、剣舞、鎧」
奴の体は黒い靄と黒い鎧で覆われる
「俺の名は、龍桜雫、、破龍、龍桜雫だ」
直感が囁く
「俺の名は、スペール・アウロ・ヒロト、七色の精霊使い、ヒロトだ」
体が軽くなるのを感じる
「プルス」
「種族狩り」
ガキン!!
ガキン!ガキン!
重い金属音が町中に響く
「フ、フ、」
「・・・埒が明かん」
奴が距離を取る
「俺の名は龍桜雫!覚えておけ!」
「なにを、、」
ザッシュ
「うーんいい速さと殺傷力、さて秘宝はどこに逃げた?龍の瞳」
視界が歪む、俺は何を食らった?
意識が少しずつ消えていく
「ヒロト!」
「ネル?」
「待ってて、今回復してあげるから!」
「早くにげ、ろ」
「逃げないわ」
奴の足音が聞こえる
「はや、く」
暖かい感触がお腹に広がる
「少しでも、少しでも早く回復を」
「何をやってるん?」
グシャ
俺の顔に血が滴る
「・・・回復しようとしてたのか?」
「お前、!」
「その傷が動けんだろ。諦めろ」
奴が離れる音が聞こえる
「大人しくしとけば、殺さないでやるから、彼女もそれを願ってるよ。死後の世界から」
「お前、お前だけはぁ!!」
不思議と体は動く
「その傷で立てるか」
暖かい感触が体中を駆け巡る。精霊達の声がどんどん聞こえる
(頑張って、救いの勇者)
「貴様を倒す」
「・・・・はぁーー面倒なことになった。いいだろう。完封してやる」
この世界でまた一人の勇者が誕生した