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第125話地獄のかくれんぼ

誤字脱字、矛盾点などがございましたら教えて頂けると幸いです

(無理だなこれ。流石に強すぎる)

龍桜雫は完全に諦めていた

(真正面からは絶対無理、奇襲も相当無理、罠に嵌めるにもここ岩壁ぐらいしかないから無理)

「いや無理だな」

(武器も無いから素手だし、指輪も腹減り以外消えてるし、他装備はあるが呪い装備全部無くなってるからバフすらかけれん、、短剣さえあればなぁー)

完全に諦めている雫だが死にたくはない為ずーっと岩陰でゴロゴロ隠れていた

(はぁ、、暇)

「ぁ」

「!」

天使の声が一瞬だけ聞こえ、即座に戦闘態勢に移行し索敵を開始した

(足音しないな、、相当マズイ。足音で索敵出来ないとなると声での索敵になるが、ここ洞窟だから声響くんだよな)

ゆっくりと確実にクリアリングしながら、移動を始めた

(見つかったら横に移動しないとクッソ早い直線攻撃で殺されるからな)

バリバリ

(・・・なんか割れてる音がするな、、杏夏か?)

バキバキバキバキ!!

「・・・ボスすいません。ミスりました!」

「どこだ?ここ」

「分かりません。様子から察するになんかの結界を破っちゃった様ですね」

(・・・ヤバそうな雰囲気を感じるな)

突如として現れた二人組の男の声が聞こえ、不審に思いながら隠れ場所を探すのを再開した

「そこの人!どこに行くのー!」

「・・・・」

(これ自分か?)

動きを止め、指で自分の顔を指さす

「そうです!今自分の顔を指さしてる君です!」

「どうもどうも」

バレてると分かった瞬間、陽気に岩陰から出ながら挨拶をし始めた

「ここの結界は君の結界かい?」

「違います。呪いの藁人形拾ったらこんなことになっちゃって」

「・・・そうですか。一応ここを通れば出ることが出来ますが、、出ますか?」

少しの間目を合わせてきた後、脱出できることを伝えてきた

「出た先はどこですか?」

「さあ、私たちが来たところとは別でしょうね」

「ぁぁ」

「そうですか、、ではこうしましょう。天使!!!」

(こいつらが天使殺したら、自分は出れる)

大きな声で天使を呼ぶ

「・・・なんですか急に、、叫んで、耳が痛いじゃないで、、すか、、」

(どうやら天使は後ろにいるみたいだ)

「123」

3秒数えた後、真上にジャンプした

シャキン!!!

それと同時に天使の剣が、不審者の部下に深々と切り傷を残した

「頑張って倒してくれ、俺には無理」

「・・・・」

ガキン!!

ボスと呼ばれた者と天使が戦ってる音を、聞きながらダッシュで逃げ始めた

「待て」

「危ない!」

背後から声と殺気を感じ、【ダッシュ】を使用し背中擦れ擦れでボスが持っていた武器を避けた

(なんの武器だ?てか来るのはっや!防ぐだけ防いでこっち追いに来たのか?)

「移動係を殺したお前は生きては返さん」

「僕じゃないです!あの天使ですよ!」

「お前がおびき寄せただろ」

「怪しい雰囲気出してる部下に文句言って下さい!」

「・・・それはそうだ」

「フン!」

またもや殺気と共に攻撃を振ってきたので、【ダッシュ】で避け洞窟内を走り回った


「そろそろ諦めろ!お前じゃ俺は殺せない!」

「黙れ!お前こそどうやって攻撃感知してるんだよ!」

「第六感だよ!さっさと転べ!」

「ぁぁ」

「ゴキブリだろ!お前!」

「・・・・」

「あああ!」

シャキン!!!

「ク!!」

「頑張りたまえ」

天使の攻撃はボスに命中、雫は先に空中に浮いていた

「邪魔だ」

ボスが天使の顔面を殴り、地面に叩き伏せた

「ぁぁ」

天使はダウンし、動かなくなった

(・・・強くねこいつ。攻撃命中率以外めっちゃ強いやん。攻撃肩に食らったのにもう治ってる)

「待て!ゴキブリ!」

「・・・・・」

(逃げ方ミスったら死ぬ)

天使のかくれんぼから、強い人間との鬼ごっこになった雫



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