第124話藁
誤字脱字、矛盾点などがございましたら教えて頂けると幸いです
「おもんない」
「我慢して下さい」
洞窟でゴーレムを倒し続け、数時間。ついに限界がきた
「弱すぎるだろあのゴーレム、、呪い一発で死ぬんやぞ。飽きるわ」
「魔法使わなかったですね」
「ああ、頭おかしくなる」
(なんか落ちてる)
地面に何かが落ちているのを発見した
「なんだ?これ」
「人形でしょうか?」
地面に落ちていた藁人形を拾う
呪われました
「呪われたし!」
「・・・・」
「短剣この呪い装備?はなんだ」
「なんだ、、この、、、意味が分からないぞ」
短剣が混乱している
(マズイな。相当ヤバい呪いぽいな)
カタ
「・・・」
人形から音が聞こえる
カタカタカタカタ!!
(怖い)
「喋れます?」
カタ、、
「あなたは私に害を及ぼしますか?及ぼさないなら、カタ一回で及ぼすならカタ2回で」
カタ
「じゃあいいや、短剣呪いについて分かったか?」
「・・・」
「短剣?」
(なんで無言?、、、杏夏どこ行った!?)
辺りを見回すが、杏夏が消えている
「どういうことだ」
カタカタカタ!
藁人形が激しく揺れる
「なん、、だ」
グチョグチョ
(なんかばけもんの足音が聞こえる)
とりあえず死角が少ない場所にダッシュで向かい、落ち着くことにした
(絶対クリーチャーがいる。、、そしてこの現象は藁人形の呪いか。こちらに友好的だが呪いの効果は自分自身で止めれないんだろうな。この藁は助けることを諦めてない。つもり脱出できる方法があると言うことだ。脱出できないならわざわざ揺れる必要はない)
「藁人形、脱出口は分かるか?カタではい、カタカタでいいえ」
カタカタ
「脱出口はあるか?」
カタカタ
「・・・脱出方法はあるか?」
カタ
「クリーチャー倒して脱出?」
カタ
(クリーチャーを見つけないとな、、倒せるかな)
藁人形に質問しながら、ゆっくりとクリアリングしながら洞窟を進んで行く
(ゴーレムいるやん。ぐちょぐちょ音も近いな)
「ああ」
「!」
(いた)
そのクリーチャーは、頭に天使の輪っかを浮かべ、ボロボロの片翼で
足は車に轢かれた後の足の様に拉げ、ゾンビのような鳴き声をあげながら足を引きずりながら歩いている
そしてそのクリーチャーは物凄く強かった
「ああ」
シャキン!っと音を立てながらゴーレムの目の前から真後ろに移動していた
そしてゴーレムが崩れ去った
(ヤバない?見えんかったんやけど)
「あ、ああ!」
(なんか定期的に少し叫んでるな。どうしよ。短剣なしで勝てるかな)
クリーチャーをストーキングしながら、情報を集め出した