第109話拠点探索
誤字脱字、矛盾点などがございましたら教えて頂けると幸いです
「ストップ。話しかけるな。仕事場に戻れ、お前らの仕事場まで行くからそこで話かけろ」
「働いてない人は、仲いい人の仕事場でやってる雰囲気出しとけ」
杏夏と同時に命令し、ギルドメンバーを離す
「お前は付いてこい」
逃げようとした、ミスターギルを呼び戻し無理やり連れて行く
「ここが火事場です」
「燃えてるな」
最初に案内されたのは燃えてる家
「誰?」
「放火魔の火焔さんですね。あの人特徴的な魔力してるんで間違えないです」
「火焔!!」
燃えている家から大男が出てきた
「マ!」
出てきた大男と目が合う
「龍さんじゃないですか!お久しぶりです!」
「火焔にまた悩まされてるね」
大男と握手をする
「ほぼ毎回燃やされてますよね。大樹さん」
大樹と呼ばれるこの男は、火焔と呼ばれる少女に酷く気に入られていて、よく燃やされている
「というか相当デカいな。杏夏が名前呼ぶまでだれか分からんかったわ」
「そうですよね!やっぱり分かりませんよね!」
(何故そこに食いついてくる?・・火焔?)
「火焔に一瞬で気づかれたか」
「そうなんですよ!大樹?って言われた時は滅茶苦茶驚きましたよ!」
「そうか。家の復興頑張れよ。まだ回らないといけない所沢山あるからさ、」
「ああ!すいませんね。また会えてうれしいですよ!」
「盾役として頑張ってくれよ」
大樹と別れ、次に付いた所は屋外牢屋だった
「お前ら何してるん」
「マスター?」
広場の牢屋にはアバとカジキが入っていた
「カジキ達は暴れて、防衛隊長の花蓮さんを怒らせまして」
ミスターギルが説明してくれる
「フ」
「杏夏てめぇー!鼻で笑ったな!」
「どっかに石落ちてないですか?」
「いい刑罰だな」
「発案者は花蓮さんです」
「うるさいわよ!あんたたち!」
奥の方から防衛隊長の花蓮が歩いてきた
「あら!桜さんじゃないですか!お久しぶりです」
「久しぶり。ヤドとネクロ!挨拶しといた方がいいぞ!」
「こんにちは」
「何故我が、、よろしく頼む」
「多分こいつら問題起こすから、特にヤドは」
(セレスは大丈夫だろ)
「・・・蜂蜘蛛の女王?」
「お久しぶりですね」
「知り合い?」
「知ってるも何も、毎日指名手配書と災害生物書を見てますから」
「なんでヤドは久しぶりって言ったの?」
「忘れてるだけで会ったことあるのかと」
(結構適当喋るなヤド。ペットは飼い主に似るってよく言うしな)
「次行きますか?」
「行く」
アバを煽り終わったのか、杏夏が移動を始めた
「二度と来るな!」
「ヘンテコな顔の人に自分から会いに行きませんよ」
「うがー!」
何を言っても怒るぐらい、イラついてるアバを横目に杏夏に付いて行った