表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
110/250

第107話悪天候

誤字脱字、矛盾点などがございましたら教えて頂けると幸いです

「あれか!」

「そうです!」

暴風に襲われながら拠点まで頑張って飛び続けた。ミラが

「セレス!ちゃんとリュック持っとけよ!」

「分かってるよ!」

ネクロフィアとヤドを入れているリュックを、大人セレスに持たせミラの背に乗せ

「はよこい!」

「ミラさんが早すぎるだけですよ!」

翼を持っている杏夏は、狭いという理由でミラの背中から叩き落とし空を飛ばせている

「もうすぐ着きますよ!なんでこんな悪天候なんですかね!」

「場所が悪い!だから拠点の位置決めた奴のせい!」

「私が決めました!」

「じゃあ自分を責めとけ!」

そうこうしてるうちに拠点がある島まで辿りついた

「びっしょびしょ」

「でも辿りついたんで」

服を杏夏の魔法で乾かしながら、拠点まで歩き出した

「ここらへん道整備されてないの?」

「面倒なんでやってないですね。拠点近くの空船の場所近くは整備してるんですが」

「ふーん」

(空飛ぶ船かね。空船って)

歩きにくい森をどんどん進んで行くと

「・・・」

「マ、マスター?」

「誰か。塩持って来てくれ」

「やめてください!私ナメクジじゃないですよ!」

「ナメさんじゃないですか。ここで何してるんですか?」

元ギルドメンバーで現ギルドメンバーらしき、ナメと呼ばれる女性が現れた

「今回もナメクジ髪色か」

「薄い肌色って言って下さい!」

「私ナメさんと話したことないんですけど、どんな人なんですか?」

「副マスなのに?」

「はい」

清々しい返事が返ってきた

「私福マスのこと嫌いなんで、話してないだけです」

「何故嫌い?」

「マスターと同じ匂いして腹立つからです」

「納得」

「・・・雫さん元々嫌われてました?」

鋭い指摘がとんでくる

「そうだ。バリクソ嫌われてたけど、話続けたらこんな風に飼いならせた」

犬のようにわしゃわしゃとナメを撫でる

「反論できない、、」

悔しそうな顔をするナメ

「へー」

杏夏も撫でようとしたが、「フン!」っと手を弾かれた

「ナメ?」「ナメ?」

杏夏と声がハモった

「ひっ!」

「・・・」

杏夏が圧をかける

ずるずるっとナメを引きずりながら、森を進んで行った

「・・・」「あ、ああ」

その間も杏夏はナメに圧をかけ続けた。ナメは後悔しながら、凄く目を泳がせていた

「す、すいま「許さないよ」

「許して、、」「無理」

「マ、マスター、、」

涙声で助けを求めてくる

「杏夏。こっち来い」

ナメを離し、杏夏を呼ぶ

「・・・」

杏夏と手を繋ぎながら歩く

「主!ヤド出していい?」

「いいぞー」

「・・・」

無言の杏夏を連れて、どんどん森を進んで行く


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ