第106話悪魔っ子
誤字脱字、矛盾点などがございましたら教えて頂けると幸いです
「フハハハ！開いたぞ！」
扉の先にはちんちくりんの女の子がいた
「子供？恐ろしい女型悪魔がいると思ってたんですけど」
「お前失礼だな！」
ぷんすかと地団駄を踏む女の子、全く怖くない
「どうします？しず、」
「・・・・」
「な、なんじゃジロジロ見て」
悪魔の子をじっと見続けた
(欲しい)
「お前仲間にならないか？」
「え！」
「・・・」
少しの間ジロジロと見られた後
「いいぞ。ただし、われ魔界に戻らないとダメだから戻った後でいいか？」
「いいぞ」
「契約成立だな」
無事契約成立かと思われたが
「魔界帰るの無理ですよ」
「知ってるのか杏夏」
「はい。魔界とこの人間界を繋いでる門を、魔界側が閉じたんですよ」
「なぬ！」
「原因私なんですけど、まあ些細な問題ですね」
「え？」
悪魔っ子の方を見ると、ショックを受けワナワナしながら杏夏に向かって飛び蹴りを仕掛けた
「貴様―！」
「止まれ」
悪魔っ子の足首を掴み止める
「まずは原因を聞かないと」
「離せ！」
「原因としましては、魔法を試し打ちを、魔界の悪魔に向けてしてたからですね」
「がっつり貴様が原因じゃないか！！」
足がわたわたと動く。全く脅威じゃない
「初めて私見ましたよ。悪魔が土下座しながら来ないでくれって言うの」
「うがー！！」
悪魔っ子がジタバタジタバタ動き続ける
「帰れないなら、すぐ仲間になるか？」
「こんな奴と誰が仲間になるか！」
「テイム」
失敗しました
「貴様！今テイムしようとしたな！」
「テイム、テイム」
失敗しました。成功しました
「よろしくな」
「うがぁーー！！」
・・・悪魔っ子落ち着かせ中・・・
「全く」
「反省しな。杏夏」
「何でナチュラルにそっち側に立ってるんですか。こっち側でしょ」
なんやかんやで悪魔っ子が仲間になった
「宝物庫でも見るか、、悪魔も来い」
「ちゃんと名前で呼んでくれ」
「なんて読むか分からんねん」
「ネクロフィア」
(死愛者でネクロフィア？文字足りてないだろ)
「宝物庫漁るか」
宝物庫を漁った！ゴミしかなかった！
「ゴミしかなかったな」
「そうですね」
「なんかすまんの」
申し訳なさそうにネクロフィアが言う
「じゃあ拠点に行くか」
「雫さん拠点あるんですね」
不思議そうな顔で杏夏が言う
「ないよ？ギルドの拠点に行こうと思ってる」
「え？本当ですか？」
「うん。そこを主軸に活動するつもり」
「毎日会えますね！」
嬉しそうな声でこちらへ寄ってくる
「？何言ってるんだ？拠点にいなくてもお前は近くにずっといるだろ」
「グフ、」
何かのダメージを受けた杏夏
「早く行きましょう。私の心臓が持ちません」
「行くか」
(嬉しさの余りダメージ受けてる？事実言っただけなんだがな)
ギルド拠点に行くことが決定した
