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第105話扉の奥には

誤字脱字、矛盾点などがございましたら教えて頂けると幸いです

「ハ!雫さん?」

「起きたかい」

「どこですか?ここ」

「王宮」

「そうだ!あの神様は何ですか!」

「凄い神。森から出る時に頼まれてん、砂の秘宝を守ってる。鏡を持って来てくれって」

「受けたんですか?」

顔を近づけてくる杏夏

「凄そうな雰囲気が出てたから受けた。断ったら殺されそうやったし」

「確かに」

久しぶりに杏夏と雑談しながら、王宮を探索する

「・・・」

「・・・」

厳重にしてある門を発見した

コンコン

「・・・」

「何故ノックを?」

「誰だ」

「!」

扉の先から声が聞こえ、杏夏が怖いのか自分の背に顔を埋め出した

「封印されてます?」

「見たらわかるだろう」

「開けましょうか?」

「・・お前王家の者じゃないな」

「この国は俺が滅ぼした」

「本当か!」

興奮した封印されし者は、食い気味にそう聞いてくる

「マジマジ。何人か逃げてる可能性はあるけど、大体は死んだ」

「ククク!いい気味だ!!」

突然大声で笑いだした封印されし者

「契約だ。我をここから出してくれたら、配下共々貴様に力を貸すことを誓おう」

「もう一声。お前の強さが良く分からんからさ」

「うん?そうか我のことを知らんのか、、」

「装備品とか持ってないのか?」

「ふーむ、、我が閉じ込められている所は、元々宝物庫だったから開けた後に適当に持っていけ」

「お前閉じ込められてからどれぐらい?」

「ざっと300年ほどだな」

「却下で、流石に中の物が古すぎる」

「・・・悪魔の魔眼はどうだ」

「それは気になる」

「ダメですよ。雫さん」

怯えていた杏夏が口を挟んでくる

「悪魔の魔眼はデメリットの方が大きいんで、やめといた方がいいですよ」

「なんだもう一人いるのか?」

「そうか。じゃあやめとくか」

「ふーむ、恥ずかしいのだが長らく封印されていたから、特に何も持ってないのだ。出してくれれば何とか用意できるが」

「まあいいだろう。出してやるよ」

ガン!ガン!ガン!

扉を蹴る

「・・・魔法で破りましょうか?」

「頼む」

バチバチバチ!

「溶接作業みたいだな」

「集中してるんで顔近づけないで下さい」

真剣そうに壁を破ろうとしている杏夏の後ろで、うろうろしていると

「雫さん。じっとしてて下さい」

「じっとしてるが」

「後ろで儀式のように踊らないで下さい」

「ジャンプしながら回ってるだけです」

「すっごい気になるんでやめて下さい」

杏夏に怒られたが扉は開いた


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